インスリンが血糖値を下げる
唯一のホルモンであることはご存知だと思います。
では、血糖値をあげるホルモンはどうでしょうか?
基礎インスリンをバチっと決めるためには、
血糖値を上げるホルモンを理解しておく必要があります。
血糖値を上げるホルモンのことを総称して、
カウンターホルモン(=ストレスホルモン)と呼ばれます。
ストレスホルモンはまさに体にストレスがかかったとき、
(例えば激しい運動時、発熱時、低血糖時など)
=体にストレスがかかった時に分泌されます。
わかりやすくいうと、
敵に襲われているときに逃げるために血糖値をあげるわけです。
血糖値を上げるホルモンは数種類存在します。
①コルチゾル(=ステロイドホルモン)
②グルカゴン
③カテコラミン(=アドレナリン)
④成長ホルモン
などです。
この中で、血糖コントロールにおいて特に重要なのは、
①コルチゾルと②グルカゴンです。
グルカゴンは低血糖のときに、分泌され速やかに(数分で)
血糖値をあげるホルモンです。
*強力な血糖上昇効果があるため、意識消失を伴う低血糖時に
家族が皮下注射することもあります。
一方、コルチゾルはすぐには血糖値を上げることはできませんが、
数時間後から血糖値を上げます。
また、血糖値を上昇させる力は非常に強いです。
ステロイドの薬を使ったら血糖値が上がった方はいませんか?
コルチゾルはまさにステロイドそのものです。
ここで大事なのは、
コルチゾルは1日の中で、大きなリズム(=日内変動)で動いている点です。
*グルカゴンには日内変動はありません。
↓コルチゾルの日内変動
コルチゾルの日内変動は上の図のようになります。
つまり、夜間はコルチゾルはほとんどでていません。
血糖値をあげるコルチゾルがでていない夜間は低血糖になりやすいです。
より詳しい図を下に示します。
朝4時から8時にかけて急速にコルチゾルの血中濃度が
上昇してくるのがわかると思います。
つまり夜間は血糖値が下がりやすく、朝4時くらいから血糖値は上がりやすくなります。
暁現象やソモジー効果についてはこちら
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唯一のホルモンであることはご存知だと思います。
では、血糖値をあげるホルモンはどうでしょうか?
基礎インスリンをバチっと決めるためには、
血糖値を上げるホルモンを理解しておく必要があります。
血糖値を上げるホルモンのことを総称して、
カウンターホルモン(=ストレスホルモン)と呼ばれます。
ストレスホルモンはまさに体にストレスがかかったとき、
(例えば激しい運動時、発熱時、低血糖時など)
=体にストレスがかかった時に分泌されます。
わかりやすくいうと、
敵に襲われているときに逃げるために血糖値をあげるわけです。
血糖値を上げるホルモンは数種類存在します。
①コルチゾル(=ステロイドホルモン)
②グルカゴン
③カテコラミン(=アドレナリン)
④成長ホルモン
などです。
この中で、血糖コントロールにおいて特に重要なのは、
①コルチゾルと②グルカゴンです。
グルカゴンは低血糖のときに、分泌され速やかに(数分で)
血糖値をあげるホルモンです。
*強力な血糖上昇効果があるため、意識消失を伴う低血糖時に
家族が皮下注射することもあります。
一方、コルチゾルはすぐには血糖値を上げることはできませんが、
数時間後から血糖値を上げます。
また、血糖値を上昇させる力は非常に強いです。
ステロイドの薬を使ったら血糖値が上がった方はいませんか?
コルチゾルはまさにステロイドそのものです。
ここで大事なのは、
コルチゾルは1日の中で、大きなリズム(=日内変動)で動いている点です。
*グルカゴンには日内変動はありません。
↓コルチゾルの日内変動
コルチゾルの日内変動は上の図のようになります。
つまり、夜間はコルチゾルはほとんどでていません。
血糖値をあげるコルチゾルがでていない夜間は低血糖になりやすいです。
より詳しい図を下に示します。
朝4時から8時にかけて急速にコルチゾルの血中濃度が
上昇してくるのがわかると思います。
つまり夜間は血糖値が下がりやすく、朝4時くらいから血糖値は上がりやすくなります。
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