スルホニル尿素薬(SU薬)


SU薬は強力な内服薬です。

1日1-2回の内服でしっかりとした効果を示します。

インスリン治療中の方でも内服することで、

血糖コントロールが改善することが多いです。



一方、低血糖を起こしやすい薬でもあるので注意を必要とします。

感覚的には、アマリール0.5-1mg、グリミクロン20-40mgくらいでは、

低血糖はそれほど起きないように思います。



年齢や体質的によりインスリンの分泌が落ちてきている方

(つまり食べ過ぎてないのに血糖値が高めの方)で、

著効することが多いように感じます。



作用

すい臓のベータ細胞からのインスリンの分泌は

年齢や体質などにより減少します。

インスリン分泌が減少すると、血糖値は上昇してきます。


SU薬はインスリンを作っているベータ細胞に働いて、

インスリンの分泌を高めることで、血糖を下げるお薬です。



↓SU薬の作用のイメージ&薬の見本
糖尿病を理解して ストレスフリーな毎日を!-SU

副作用

・低血糖

血糖が下がりすぎると、強い空腹感、脱力感、めまい、ふらつき、冷や汗がでる、手足がふるえる、頭痛などの低血糖症状が現れ、意識を失うこともあります。

このような症状が現れた時には、すぐに糖分(スティックシュガー、缶ジュースなど)を摂るようにして下さい。


注意事項

飲み忘れても2回分を一度に飲まないほうがよいでしょう。

妊婦または妊娠している可能性のある婦人は通常服用できません。

肝臓や腎臓が悪い方は、低血糖を起こしやすいので、注意が必要です。

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