57歳になったのは昨日だったらしい。
57歳になったのは昨日だったらしい。
と言うのも、昨年の誕生日を過ぎてからずっと自分の誕生日を57歳と勘違いしていたのだ。
今年あらゆる書類の年齢欄には57歳と書いたと記憶する。
いつから間違っていたのだろう。
きっと、去年は56歳と書いていた。
何年かは年齢詐称をしていたことになる。
しかも一つ上に。
やるんなら下にするだろ。
まあ、とにかく57歳になったわけだ。
しかし、あっという間にジジイだな。
ついこの前まで20代だったのに。
あのころ、50過ぎなんてほんとうにジジイだと思っていた。
考え方から何から違う生き物だと思っていた。
なって見りゃ、何も変わらない。
20代のまんま。
しかし、見た目も体力も確実に老いているのだ。
たまんないなぁ。
きっと80歳になっても頭の構造は同じなんだろな。
しかし、確実に老いていくのよ。
つらいね。
老人が若い体を求めるのもわかるわ。
両方(?)の意味で。
なんて、そんなことも考える57歳の誕生日でした。
・・・とさ。
朝からなに書いてんだろね。
今日の音楽はこれ。
「Joni Mitchell / Love Has Many Faces」
孤高にしてシンガー・ソング・ライター/女性アーティストの最高峰、ジョニ・ミッチェル。彼女自らキュレーターとなり編纂した4枚組コンピレーションがリリースとなる。
『LOVE HAS MANY FACES』という本作は、最初「愛」をテーマにしたバレエの為に企画された。しかしジョニが18ヶ月かけて、愛や愛の喪失についての楽曲を選び、それらを1枚のCDにまとめようとした果て、彼女は、バレエのことは忘れることにしたという。「音楽を一つの作品――一つの新しい作品のように感じられるものにしたかった。でも、その長さでは、どうやっても、曲をただ集めたものにしかならなかった」そう彼女は、本作のライナーノーツで綴っている。
しかしジョニはあきらめなかった。彼女は最初に追い求めていたものが実現不可能でないことを証明するために、引き続き曲を選び続けた。そして2年かけて、彼女は本作に収録されている53曲からなる、4幕のバレエ作品を作り上げたのだった。「私は、歌も作る絵描き。私の作る歌はとても視覚的なの。言葉は場面を描き出し・・・(中略)・・・ここで私が成し遂げたのは、場面を集め(まるでドキュメンタリー映像作家みたいに)そしてそれらを並べながら編集して、全く新しい作品を作ることだった」そう彼女は説明している。
そうジョニ本人が書き綴るように、本作はアーティストが自らキュレーターとなって編纂された作品である。40年にもおよぶレコーディング・キャリアの中から、彼女は自ら曲を選び、パッケージもデザインした。そのパッケージには、53の歌詞、6枚の新たな絵、そしてレコーディング過程などをつづった自伝的な内容の、面白く、神秘的で、また情報量も多いライナーノーツが収録れている。
本作は、4つのもとに曲をセレクトし、新たに並べ直すことによって、それぞれの楽曲がまた新たな形のつながりを見せていくようになる。その過程は映画を作るのとよく似ていたという。それについて彼女はこう語る「40年分の作品を見返すことになった。そうしているうちに、突然場面場面がつながりを持ち、そこからシリーズが生まれていった。前は、感情のローラーコースターみたいだったけど、一枚のディスクに詰め込んでいたから――その代わりにテーマが生まれてきた。ムードも保ち続けることが出来た。あともう少しのところまできていた・・・(中略)・・・この長い(2年にもわたった)編集作業がようやく終わったとき、私の手元には4つのバレエ、もしくは4幕のバレエ作品――4部作があった。それから1つのボックス・セットもね」
長年のファンには馴染み深い歌の数々が、リマスターという新しい音蝕で蘇り、さらに「愛がもつ様々な顔」というテーマのもと、また新たな表情を見せる。リマスターの53曲、そして本人によるアルバム・ノーツとアートワークをフィーチャーした、まるで“ジョニ・ミッチェル”というギャラリーのような作品が完成した。
発売・販売元 提供資料 (2014/10/20)
TOWER RECORDS ONLINE よりそのまま掲載。
と言うのも、昨年の誕生日を過ぎてからずっと自分の誕生日を57歳と勘違いしていたのだ。
今年あらゆる書類の年齢欄には57歳と書いたと記憶する。
いつから間違っていたのだろう。
きっと、去年は56歳と書いていた。
何年かは年齢詐称をしていたことになる。
しかも一つ上に。
やるんなら下にするだろ。
まあ、とにかく57歳になったわけだ。
しかし、あっという間にジジイだな。
ついこの前まで20代だったのに。
あのころ、50過ぎなんてほんとうにジジイだと思っていた。
考え方から何から違う生き物だと思っていた。
なって見りゃ、何も変わらない。
20代のまんま。
しかし、見た目も体力も確実に老いているのだ。
たまんないなぁ。
きっと80歳になっても頭の構造は同じなんだろな。
しかし、確実に老いていくのよ。
つらいね。
老人が若い体を求めるのもわかるわ。
両方(?)の意味で。
なんて、そんなことも考える57歳の誕生日でした。
・・・とさ。
朝からなに書いてんだろね。
今日の音楽はこれ。
「Joni Mitchell / Love Has Many Faces」
孤高にしてシンガー・ソング・ライター/女性アーティストの最高峰、ジョニ・ミッチェル。彼女自らキュレーターとなり編纂した4枚組コンピレーションがリリースとなる。
『LOVE HAS MANY FACES』という本作は、最初「愛」をテーマにしたバレエの為に企画された。しかしジョニが18ヶ月かけて、愛や愛の喪失についての楽曲を選び、それらを1枚のCDにまとめようとした果て、彼女は、バレエのことは忘れることにしたという。「音楽を一つの作品――一つの新しい作品のように感じられるものにしたかった。でも、その長さでは、どうやっても、曲をただ集めたものにしかならなかった」そう彼女は、本作のライナーノーツで綴っている。
しかしジョニはあきらめなかった。彼女は最初に追い求めていたものが実現不可能でないことを証明するために、引き続き曲を選び続けた。そして2年かけて、彼女は本作に収録されている53曲からなる、4幕のバレエ作品を作り上げたのだった。「私は、歌も作る絵描き。私の作る歌はとても視覚的なの。言葉は場面を描き出し・・・(中略)・・・ここで私が成し遂げたのは、場面を集め(まるでドキュメンタリー映像作家みたいに)そしてそれらを並べながら編集して、全く新しい作品を作ることだった」そう彼女は説明している。
そうジョニ本人が書き綴るように、本作はアーティストが自らキュレーターとなって編纂された作品である。40年にもおよぶレコーディング・キャリアの中から、彼女は自ら曲を選び、パッケージもデザインした。そのパッケージには、53の歌詞、6枚の新たな絵、そしてレコーディング過程などをつづった自伝的な内容の、面白く、神秘的で、また情報量も多いライナーノーツが収録れている。
本作は、4つのもとに曲をセレクトし、新たに並べ直すことによって、それぞれの楽曲がまた新たな形のつながりを見せていくようになる。その過程は映画を作るのとよく似ていたという。それについて彼女はこう語る「40年分の作品を見返すことになった。そうしているうちに、突然場面場面がつながりを持ち、そこからシリーズが生まれていった。前は、感情のローラーコースターみたいだったけど、一枚のディスクに詰め込んでいたから――その代わりにテーマが生まれてきた。ムードも保ち続けることが出来た。あともう少しのところまできていた・・・(中略)・・・この長い(2年にもわたった)編集作業がようやく終わったとき、私の手元には4つのバレエ、もしくは4幕のバレエ作品――4部作があった。それから1つのボックス・セットもね」
長年のファンには馴染み深い歌の数々が、リマスターという新しい音蝕で蘇り、さらに「愛がもつ様々な顔」というテーマのもと、また新たな表情を見せる。リマスターの53曲、そして本人によるアルバム・ノーツとアートワークをフィーチャーした、まるで“ジョニ・ミッチェル”というギャラリーのような作品が完成した。
発売・販売元 提供資料 (2014/10/20)
TOWER RECORDS ONLINE よりそのまま掲載。