おはようございます。



相変わらず、無意味な論争が続く、日本の政治と異なり、科学技術の世界は着実に進化していますね:



反水素原子を長時間捕捉=1000秒以上、精密観測可能に

 ―理研など国際チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000007-jij-soci


”理化学研究所と東大などの国際研究チームは、反物質の一つ「反水素原子」を、1000秒以上真空中に閉じ込めて捕捉することに成功し、5日付の英科学誌ネイチャー・フィジックス電子版に発表した。これまでの最長は同チームが昨年11月に発表した0.1秒程度。捕捉時間を1万倍以上延ばしたことで精密観測が可能になり、通常の物質との違いを調べることができる。

 反物質は、現在の宇宙を構成する通常の物質とは正反対の性質を持ち、物質と出会うと光を出して消滅してしまう。宇宙誕生時には通常の物質と同様に生成されたはずで、現在の宇宙に物質しか存在しない理由を解き明かすには、両者の違い(対称性の破れ)を調べることが手掛かりになる。

 理研基幹研究所の山崎泰規上席研究員らは、昨年11月の発表でも用いた装置を使い、磁場などの制御方法を調整することで、生成した反水素原子を1000秒以上の間、強い磁場に閉じ込めることに成功した。

 これだけの時間があれば、レーザーを使って原子のエネルギー状態を調べるには十分だといい、すでに分かっている水素原子の観測結果と詳細に比較することで、物質と反物質との違いを見いだせる可能性があるという。”



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反物質が16分間も存在できた、というのは実に驚きですね。



磁場などの制御方法の調整、ということは、反物質が存在するには磁場の条件があるのでしょうか?謎の磁場の性質とも絡んで、興味が尽きません。



それに比べて、政治家のまぁなんと役に立たないこと。。。