週末に旧い友人と話す機会があった。色々と話したのだが、いくつか情報も得られ、我が国がそう簡単に原発を止められる状況にはない、という確信を強くした。詳しくは書けないけれども。



さて、そうしている間に、新たなコメントも頂戴した。誠にその通り、というコメントだが、太陽黒点活動には以前から注視している。



☆昨年、9月3日のエントリ:

「地球寒冷化?」

http://ameblo.jp/ito-hideki/entry-11006211469.html



先週もこのような記事を読んだ。




太陽の北極も南極もN極に?

 観測衛星「ひので」がとらえた,太陽磁場の奇妙な事実
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120419-00000301-newton-sci


”(前略) 常田教授らは,太陽の活動が低下しつつある時期(2007年9月)と活発化しつつある時期(2012年1月)の極域の磁場の観測結果を比較した。2007年は,北極がS極,南極がN極となっていた。そして2013年なかばごろに予想される太陽活動の極大期には両極域の磁場が同時に反転すると予想されていた。ところが2012年の観測結果から,北極域のみS極からN極への反転が進行していることを発見した。


■ 現在の太陽は「棒磁石が二つ連なった状態」


 常田教授は次のように話す。「今,太陽の基本的な対称性がくずれていると考えられます。本来は両極域とも次の極大期にほぼ同時に極性が反転すると考えられていました。しかし,北極域は本来の約11年周期で極性が反転しつつあり,南極域は約12.6 年で反転する可能性があります」。

 2007年の太陽は,磁力線が南極側のN極からでて,北極側のS極に入るふつうの構造(2重極)だった。それが,2012年1月では,南北の両極域にN極ができ,太陽の中心付近にS極ができるという構造になっている。つまり,棒磁石が二つ連なった構造(4重極)になっていると想定できるという。


■ これからの太陽活動はどうなる?


 太陽の極域の観測は,将来の太陽の活動を予測する上できわめて重要だ。2012年10月ごろに予定されている,「ひので」による北極域の集中観測によって,北極域の極性がN極に完全に反転しているかどうかを確認できるという。

 マウンダー極小期(1645年~1715年)など,黒点がほとんどなかった時期は過去にもあった。これが原因となって,地球の平均気温が低下し,寒冷化をもたらしたといわれている。これらの極小期の直前は,太陽の周期が13年や14年と長いという特徴があった。今回,直前の太陽の周期は12.6年だった。もしかすると,地球を寒冷化させる太陽の極小期にふたたび突入する可能性もあるかもしれないという。

 常田教授によると,あと10年は極域の調査をしないと,今後の太陽の活動予測はできないという。今後の観測結果を待ちたい。”



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たいへん興味深いのだが、いかんせん、これが何を示唆するのか、という点で分からないことが多過ぎる。今後とも注視すべき事象である。