また痛ましい事件である。





倒れる児童、ワゴン車大破=「ゴーン」と衝撃音―住民が応急手当て・京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000033-jij-soci


”京都府亀岡市で23日、車が小学生の列に突っ込んだ事故。付近には大きな衝撃音が響き渡り、多数の児童が倒れ込むなど、早朝の住宅街は騒然とした雰囲気に包まれた。

 現場は比較的狭い道路で、朝は一方通行となる。事故を起こした黒の軽ワゴン車はフロントガラスなどが割れ大破。タイヤはパンクしたとみられ、道路にはブレーキの跡は見られなかった。

 近くに住む無職渡部清春さん(78)によると、午前8時ごろ、車が集団登校中の子どもたちの列に突っ込み、「ゴーン」という音がしたという。「外を見ると、多数の児童が倒れ込んでいた」と驚いた様子で説明した。

 女性(42)は、子どもを送り出そうと玄関を出て、事故に気付いた。「現場の道路は、朝の通学時間帯は一方通行。日頃からスピードを出す車が多く、心配していた」。別の女性は「救急車がなかなか来なかったので、近所の人が応急処置をしていた。(午前)8時15分ぐらいに、ようやく救急車1台が来たようだ」と話した。”




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事故そのものは今朝から大騒ぎなので知っていたが現場道路状況を先ほど夕方のテレビニュースで見て、憤りを感じる。無免許運転そのものもそうだが、いつも言う”3条件”が重なっている:



- ガードレールや段差措置のない、細い住宅街の道路

- 大通りの抜け道になっている

- にも拘わらず、通学路(しかも今回は、通学時間帯に一方通行とするなど、寧ろ逆効果の措置が採られている。意図は善意であっても、結果はまるで逆だ)




こうした条件を満たす道路について、バンプ設置の必要性を過去、ちょうど1年おきに取り上げてきた:



(2011年3月31日エントリ)

もっと徹底した「抜け道」安全対策を。
http://ameblo.jp/ito-hideki/entry-10846667895.html



(2012年2月3日エントリ)

道路バンプ、に関する松本市の実験。

http://ameblo.jp/ito-hideki/entry-11153848583.html



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こうした痛ましい事故(というか、事件)で人命が失われる前に実現して欲しかったが、一層、真剣な議論が進むことを望む。