度々同じことを書いているが…




20年夏季五輪:東京が1次選考通過…3都市決戦へ

http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000e050147000c2.html



”(前略)


東京は最終選考で落選した16年夏季五輪に続く再挑戦となるが、報告書はまとめの総論で東京を「理事会で立候補都市に選ぶことを勧める」と提言した。国立競技場を改築してメーン会場とし、選手村から半径8キロ圏内に大半の競技会場があるコンパクトな配置計画に加えて「行政も強く支援している」と評価した。しかし、昨年の東日本大震災の影響も加味され、特に原発事故後の電力供給に「監視が必要」と記した。国民のさらなる盛り上がりも促した


 東京招致委員会の竹田恒和理事長(日本オリンピック委員会会長)は「上のステップに立てて大変喜ばしい。計画に自信を持って最高の五輪が開催できることを訴えたい」と語った。東京と争うイスタンブールは「イスラム圏初の五輪」を目指し、マドリードは3大会連続の五輪招致となる。”




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前回も一次は通過しているので、今回の通過は当然といえば当然。



しかしやはり…



このまま、アホな”脱原発”迷走が続けば、例え8年後とはいえ、電力不足問題が解消する見通しはない。



前回も落選の大きな要因となった国民・都民の支持、が結局、今回も問題点として指摘されている。厳密には前回は国民全体の支持はそこそこだったものの(日本でオリンピック、は希望されている)、肝心の開催地である都民支持が十分に得られなかったのに比べて、今回は国民全体の支持に不安要素があること(財政難で消費税増税が議論されている中、そして、震災復興等、予算を振り向ける先は五輪よりも優先度合いの高いものが多い)と、むしろ悪化しているきらいもある。



マドリッドは懸念がある欧州、特に南欧の景気対策の起爆剤としても見込まれるし、トルコはイスラム界初、という点でイスラム諸国の支持を得やすいし、9.11テロ以降のイスラム融和が世界的なテーマであえる点も鑑みれば、遥かに意義は高い。



どう考えても、東京招致は分が悪いし、成功しないなら、これ以上予算を割くことの必然性はない。