リピーターを増やす方法と売上アップの考え方 | 小さなお店のリピート集客術

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リピーターを増やす方法と売上アップの考え方

売上を上げたいと考えたときに、皆さんはどんな行動をイメージするでしょう?

ホームページから集客、ブログから集客、チラシで集客など、たぶん新規のお客様を集めることをイメージする人が多いと思います。

経営において新規集客は絶対に必要なわけですが、もしかしたら問題は新規客が足りないという部分ではないかもしれません。

たしかに新規集客のスキルを身につければ、客数は増えるでしょう。でも、売上を上げる方法は新規集客だけではないのです。

その前に確認していただきたいことが1つあります。それはリピート率や年間来店回数などです。

よくセミナーや勉強会ではこのように説明します。

1年間に100人の新規客がいたとして、2年目に通ってくれるお客様は何人いるか?ということです。

もし、業種によって異なる数字ではありますが、美容室経営で100人中20人程度のお客様しかリピーターになってくれなければその美容室はいくら新規客を増やしてもなかなか目標売上はクリアできないでしょう。

300人の顧客を必要とする美容室だと1500人の新規客が必要ということになります。

地域で1500人のお客様を集めることは容易ではありません。仮に500部配布して1人集客できるチラシを作ったとしても、75万部のチラシが必要になります。

新聞折込料と印刷代が1枚あたり6円(安く見積もって)として、450万円かかる計算になります。

月額約40万円の広告費は個人の美容室にとっては現実的ではないですよね。

このような経営状態で、売上アップと考えたときに、重要なことはどこを一番の課題とするかです。

私が経営者なら、真っ先にどうして100人中20人しかリピート客になってくれないのかと考えます。考えられることはいくつかあります。

・商品が悪い
・接客が悪い
・雰囲気が悪い
・集めるお客様を間違えている
・売る商品を間違えている
・リピート対策を行っていない

このような理由が考えられます。

しかし、どこに問題があるか経営者自身はよくわかっていません。誰もが自分の商品に自信を持っているからです。

接客についてもそれが普通だと思っている方が多く、集めるお客様を間違えていると考える人も少ないと思います。

100人中リピート客になってくれるのが、20人であっても50人であっても考え方は同じです。せっかく来店してくれた新規客が1度きりで終わってしまうことはないでしょうか?

1年間に100人の新規客がいたとして、2年目に通ってくれるお客様は何人いるか?ここから考えてみてください。

予約が取れないくらい忙しい美容室は、新規客の集め方が上手なわけではなく、リピート客が高いのです。

リピート率/年間来店回数

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