商品も接客も悪くない。でも何かが足りない。いったい何が足りないの? | 小さなお店のリピート集客術

小さなお店のリピート集客術

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商品も接客も悪くない。でも何かが足りない。いったい何が足りないの?

昨年ある温泉旅館に宿泊しました。歴史ある雰囲気の良い旅館で、料理もすごく美味しかった。旅館の人もすごく親切で何も不満はありませんでした。

でも、その旅館にもう一度行きたいかと聞かれたら、多分行かないと答えると思います。何も不満はないのに行きたいと思わないのです。

飲食店でも同じようなことがよくあります。すごく美味しいのです。雰囲気も良いのです。でもまた行きたいと思わない。

お客さんはモノが欲しいわけじゃないと言う有名なコンサルタントがいますが、まさにその通り。

何を求めて温泉にいくかというと、一緒に行く人との充実した時間が欲しいのです。飲食店も同じ、美味しいモノだけを食べたいのではなく、やはり大切なのは充実した時間です。

リピート客を、ファン客を増やしたいのであれば、お客様の利用目的から過ごし方まで、相手の身になって考えることが重要と言えますね。

若い頃、パーマをかけたり髪を染めたり、そんな時期もありました。通常よりも長時間椅子に座っていることになります。

トイレに行きたくなったとき、ちょっと声をかけてくれると嬉しいです。笑

雑誌も何冊か用意してくれると嬉しい。

飲み物は右に置いてくれると嬉しし、他のお客様と目が合わないように工夫してくれると嬉しい。

こういうちょっとした気配りがあるかないかでファン客の増え方は全然違うのです。

商品価値を正しく伝える。たしかにそれも重要なのですが、リピート集客のコツはもっと内側にあります。

お客さまはどんな目的であなたのお店に来ているのでしょう?本音で教えてくれるお客様がいたら、是非詳しく聞いてみてください。

お客様の声にはたくさんのヒントが隠れています。