おひとりさま。。。 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~

こんばんは。


今日はちょっと真剣なお話。


というのも、今日NHKの「クローズアップ現代」という番組をたまたま見て、その内容から目が離せなくなったので、今日はそのことについて語ってみようかと。。。


そのテーマとは「30代ホームレス」の人が最近すごく増加しているという話。


今年、39歳の男性が誰にも気づかれることなく孤独死をしていたということが取り上げられていた。


彼は何年か前に仕事を失い、その後アルバイトを転々としたが、生活苦から借金をしてしまい、その取立てがバイト先にまで及んで、やむなくバイトをやめ、行き詰まり生活保護の申請に行くが、そこでの借金などはありますかという質問には「いいえ」と答え、健康体でその年ならば、仕事も見つかるでしょうと言われ、就活しますとその場を去り、その後3ヶ月で死に至ってしまったと報道されていた。


その他に取り上げられていた人も、まだがんばれば何とかなるかもしれないと毎日ハローワークに通っているが、住所も電話番号もない人を雇ってくれる会社はなかなかないということで仕事にも就けず、ホームレスを続けているとあった。


報道の中、切実に感じたのは、「同い年の人の中にはきちんと仕事をして、家庭を持って幸せに暮らしている人もいるのに、自分はこんなふうになって、という焦燥感に襲われる」みたいなことが語られていた。


確かに自分の努力が足りないというのもあるかもしれないが、派遣切りなどからやむをえず職や住まいを失い、どんどん苦しい状況に陥ってしまった人もいるだろう。


そういう人たちが、毎日ハローワークに通っていながらも職にもありつけず、生活保護も受けられないというような状況に陥ると、がんばればそれでもいつかは報われるはずということだけを信じてやっていってても、次第に焦りと絶望感ばかりが募ってしまい、孤独死という道を選んでしまうという気持ちもわからなくはない。


現代社会で生きる若者にとって「孤独死」というものは、

ある種の強迫観念のようなもので、その恐怖に怯えているものは多い。


今回のクローズアップ現代で取り上げられた事例のように若くして迎える孤独死だけではなく、年をとってからの孤独死というものも、その恐怖に含まれる。


私が抱く恐怖は、この後者であって、結婚していない友人でこのことを恐れている友人も多い。


現代において将来安泰と安心できる職につける可能性は低い。


そんないつも将来が不安というような職につき毎日を送る中で、


さらなる恐怖は今流行の「おひとりさま」という運命をたどることになるかもしれないということ。


そうなるとゆくゆくは孤独死という運命が待ち受けているかもしれない。


以前、友人は言った。


「年を取ったらお互い3日に1回くらいは連絡しあおうね。孤独死してたらいけんけ。」と(笑)


母親たちの年代が私たちの年代だった頃は、そんな先のことまで考えなかったという。


そんな苦しい時代なのだ。


こうして、今、職にありつけない人や、今流行のことばでいう「おひとりさま」には生きていくことがしんどいと思われることがたくさんある。


死んだほうが楽かもというほど思い悩むケースも多いはず。


しかし、今の社会は、こういった一人で生きていかなければいけない人たちのことはあまり保障してくれない。


この度政権交代で、民主党が政権を握ったけれども、


私はどうしても納得がいかない点がいくつかある。


そのもっとも納得いかないのは、少子化対策として子ども1人当たり26000円を毎月支給するということだ。


子どもがたくさんいる家庭は、今パートに出ている親なんかは働かなくても月収に値する金額を得ることができる。


しかも支給されるのは、子どもがいる家庭ならどれだけ裕福でも関係ない。


現金支給してしまえば、それが子育てに使われないケースは絶対に多く発生する。


そんな一般市民が容易に思いつくことを政治家たちは思いつかないのだろうか。


少子化問題を解決するためというのであれば、


もっと生きたお金を使えるよう、もっとよい方法があるのではないか。


例えば不妊治療を保険対象にするとか。


それに月に26000円もらえるから子どもを産もうかしらという人はまずいないだろう。


しかもそのお金、どうやってどこから出すのですか??


12000円のたった一度の定額給付金ですら2兆円とかって騒いでいたのに。。。


そんなこんなで大半正当な使い道に生かされないであろうと目に見えている政策の為に、


我々の税金が上がるのである。


家庭を築き、子どももたくさんいて、将来助け合って生きていける環境にある人たちをさらに支えるために、


おひとりさまでがんばっている人たちの税金が上がり、


自分ひとりで生きていくために必死で働いている給料の中から、その人たちのためにお金を出してあげなければいけない。


そうして税金を納め、おひとりさまが年を取って、苦しんでいる時に、おひとりさまの老後は誰が助けてくれるのですか??


逆に子どもを持っている家庭の人がおひとりさまを援助してくれるのですか??


それはないですよね。


もう少し、平等に考えてほしいものです。


もっと生きたお金を使ってほしいものです。


少子化も問題ですが、


職にありつけず、ホームレスになり、孤独死しなければいけないような状況に追い込まれる若者が多く存在するような現実は、本当に大問題です。


そのような人たちを援助することにももう少し力をいれてもいいのではないかと日々思う今日この頃であります。


生きていくって、本当に大変なことですよね。


全てのことが悪循環のようなこの世の中、いつになったら抜け出せるのでしょうね。。。


来たれ!!明るい未来!!