「バードマン あるいは(
無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
本年度アカデミー賞作品賞を受賞した本作。
かつて実際に
ヒーロー“バットマン”を演じていたマイケル・キートンが
この物語で
かつて“バードマン”というヒーローを演じ一世を風靡したが
落ちぶれてしまい、自分で手がけた舞台で再起をしようと
必死になる俳優を演じているという
そんな設定に非常に興味が持てる作品でした。
話題になっていた点は
この役をマイケル・キートンが演じているという点と
もう一つ
ずっとカメラを長回ししているように見えるカメラワークでした。
たしかに
オープニングからエンディングまで
一切画面が切り替わることがなく
ずっと続いた映像のように見える。
ずっと長回しで撮っているように見えるということだったので
「よ~し!絶対一か所も途切れることないのか観てやる!」
みたいな挑戦的な姿勢で挑んだのですが(笑)
ほんとにずっと途切れてなかったです!(笑)
そんな映画を観たのは初めてで
その映像を観て、追うだけでも価値あったように思いましたし
その他、効果的に打たれるドラムの音など
普通の映画とは一味もふた味も違う演出に
それらを追うだけで眠くなることなく鑑賞することができました。
ただ、映画の物語の内容が
面白かったか?と言えば
ん~( ̄ー ̄; 正直、そうでもないかな(;´▽`A``
と言った感じでしょうか(;´▽`A``(笑)
“面白い”という映画ではなかったですね・・・
なので友人、知人に
「バードマン、観たほうがいいよ(°∀°)b 」と
オススメすることはまずないと思います(;´▽`A``(笑)
主人公の俳優の前に度々バードマンが現れたり
こんな怪物が現れたりと
この映画はどんな感じになるんだろう??と
奇想天外な展開を迎えるのか?とか
“無知がもたらす予期せぬ奇跡”というタイトルが
何を意味する結果になるんだろう??と
映画の内容が観るまで予測つかなかったこともあり
期待もけっこう膨らんでいたのですが
実際はそんな非現実的な物語要素はなく
人間という生き物をリアルに描いた
かなり重い映画でした。
しかし
セリフが
劇中の舞台のセリフなどもかなり絡んできて
複雑だったこともあり
一体何を言わんとする映画だったのだろう??というのは
一回ではスムーズに理解できませんでした(;´▽`A``
さらに
ラストシーンで
主人公の娘が浮かべるこの笑顔から連想する
現実的な奇跡とは一体なんだったんだろうか??
というのも
私的にはちょっとモヤっとしてしまい(;´▽`A``
あまり好きなエンディングではなかったなぁ
といった感じでした(;´▽`A``
でも
なかなか見応えのある映画だったと思うし
人間の抱えるどちらかというと
“闇”の部分を描いた作品だったと思うので
扱っていたテーマは非常に興味深いものだったと思います!
もう少し掘り下げて理解したいとは思うものの
もう一回観るにはちょっと疲れる作品かな(;´▽`A``
興味のある方はご覧になられてはいかがでしょうか??
字幕の字体が黄色だったというのもちょっとおしゃれでしたね!