いやぁ…罰ってあたるもんですね。 

今回はちょっとした教訓物ですよ。 

それでは昔話としてお送りします。 


赤い目じいさん 

むかしむかし、あるところに三人の旅をしていたおじいさんがおったそうな。 
一人は島じいと言って常に帽子をかぶったわりと静かなじいさんだったそうな。 
もう一人は文・デ・ブーじいさん。おっきなお腹でよく下ネタとセクハラで他の2人を笑わせていたそうな。 
そして最後に本編の主人公となる外人かぶれじいさん。ろくに日本語もしゃべれず2人の会話に着いて行くのがやっと発言した日には寒~あ風が吹く。 

とまぁ、あまり合いそうにない三人だが、旅してたとさ。 

ある日三人は福岡県の博多っちゅうところばきとったたい。 
博多には美人が多くてまぁそれはじいさん方を興奮させましたとさ。 

しかし不思議なことに博多んおなごっちゅうんは2人組で歩いとぉ事が多いけんね。そこで三人がある店に入った時、2人組の女の子たちが入って近くに座った。

作戦会議を開こうにもこう近くてはむやみに喋れない。そこで島じいは言った。 
「文じいは右目と左目どっちの方が視力いいんじゃ」
すると文じいはニヤニヤしながら答えた 
「あ、はい。自分はどちらかと言うと左の方がいいかと…」
会話に入り損ねた外人じじいは
「あ、私も目は左利きネェ」 
とまともに答えてしまう。 
10分ほど会話は続き、やっと会話の意味を掴んだ外人くそじじいは
「やっぱり右目がイイネ!左目ちょっと霞んでみえる。」 
文じいも最終的には 
「あ、やっぱり自分も右の方がいいかもしれません。左もいいんですが、左だけ乱視入ってるんで…」 
とまぁ、たわいもない卑猥でもない会話した三人ですが、次の朝、外人かぶれじいさんが目を覚ますと… 

「ひぇ~!」 
右目が開かなくなっていた。無理やりあけようとするとビリビリ音がして、やっとこじ開けたら左目はきれいなのに右目だけ半開きで真っ赤に充血しとったとさ。 

「た、たたりだぁ~!」 
それを見た2人のじいさんは必死でお祈りをした。 

しかし外人かぶれじいさんにはわかっていた。 

これは祟りなどではない、アレルギーなのだと… 

めでたしめでたし。