全てを突き抜ける『破』 | ジョニーの部屋へようこそ

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果てなき夢を追う男、ジョニーの日々の記録

朝10時前。
もう一週間経つのにも関わらず、
普通に人が並んでいてビックリしました。
ジョニーです。こんにちは。
体調不良などでだいぶ日にちが経ちましたが、
ようやく見てくることが出来ました。
エヴァンゲリヲン『破』。

最初に断っておこうと思うのですが、
後に、ネタバレを含んだ文章を載せます。
一応白字で書いて反転しなければ
読めないように配慮しますが、
携帯からはバッチリ読めてしまうので、
まだ見る前の方は、
この記事を読まないことを本気でオススメします。
正直、この映画に関しては少しでもネタバレしたら
楽しさが確実に半減します。
なので、そのことをご留意くださいね。


では。改めまして。


僕が見てきた場所はニュースにも出ていた
新宿ミラノ座。『序』も1年前ここで見ました。
ロビーには初号機と綾波のフィギュアが。

ジョニーの部屋へようこそ-初号機

ジョニーの部屋へようこそ-綾波

綾波の横にあるフィギュアは
どうやら零号機らしいのですが、
何だかよくわかりません(笑)。


トイレも行って、いい席確保して、いざ、鑑賞。
とりあえず、一言言うとすれば。


すごい。


面白いとかそういうことじゃなくて、すごい。
本当に、この一言に尽きると思います。
これまでアニメの映画も結構な本数
見てきたと思うんですが、
何かもう、いろいろすごい。次元が違う。
自分の全身が沸き立ち、
鳥肌が立っているのがわかります。


驚嘆と羨望と嫉妬で。


作り手の全てが詰まっている気がしました。
だからこそ、僕は悔しくなったのかもしれません。
畑は全然違う。でもいいものはいいものとわかる。
それは誰であれそうだと思うんです。
それをまざまざと見せつけられました。
僕には出来ないことを、軽く飛び越えて。

気付いたら僕は笑みを浮かべてました。
あまりの完敗っぷりに、
笑うしか無かったのかもしれません。
でも、心に沸々と沸き上がるものを感じました。
それは紛れも無く、最近あまり
感じることが無かった、僕自身の「闘志」でした。
素晴らしい作品は、人の心さえ動かす。
それを改めて認識すると共に、
自分に灯った火をどのように放出しようか、
久しぶりに嬉しい悩みが訪れました。

上映終了後、すぐに喫茶店に入って、
手帳に走り書きしまくりました。
お昼代かけないつもりだったのに(笑)。
止められませんでした。


本当に、良い刺激をもらいました。
次が楽しみでしょうがありません。


さて。
では、ネタバレに行きたいと思います。
といっても、恐らく考察メインになると思いますが。
映画を見終わった方に限り、反転してお読みください。
これから見るのに読むと間違い無く後悔します。
↓では、この下からいきます。


まず、アスカは外せないところでしょう。
まさか彼女が3号機に乗るなんて。
泣きそうになった場面は2つあって、
一つはラストのシンジが必死で頑張るところ。
そしてもう一つはアスカがダミープラグによって
ボロボロにされていくところです。
TV版トウジも酷かったけど、
あのときより描写はさらにエグくなっています。
あれでよく生きてたアスカ。

でも、アスカ以上に可哀想と思った
新ヒロイン、真希波。
キャラがいまいちよくわからない上に、
ほとんど噛ませ犬的な扱い…。
次回以降の活躍を期待します。


ゼルエル出るの早過ぎ。
名前が明示されてないけど、見た目はゼルエル。
ああ、でも残りの映画回数を考えると
丁度良いのかもしれません。
とりあえず、弐号機はいつでもグチャグチャな
イメージしかありません(笑)。


新劇場版は、全体的にみんな、
より人間らしくなった気がします。
特に綾波はあまりに顕著。


さて、今回の映画の一番の疑問。
カヲルくんの最後の言葉。
「今度こそ、君を幸せにするよ。」
これが気になって仕方ありません。
特に「今度こそ」が気になってしょうがない。
そこで、僕はある仮説を考えました。

実は新劇場版は、前映画、
「Air/まごころを君に」の続きである。

ちょっと突飛かもしれませんけどね。
「まごころを君に」は、世界の選択は
全てシンジ一人に任せられています。
もし、あのLCLに満たされた世界が、
シンジが選択した世界の再構築の
途中なのだとしたら…。
彼は他者との関わりから逃げないことを
確か選択したと思います。
それはつまるところ、日常。
その日常をやり直しているのだとしたら…?
などと考えてみました。
そうすれば、「今度こそ」の意味もわかりますしね。
まぁ、何故カヲルくんが知っているかは謎ですがw

実は新劇場版が、「碇シンジ」という一人の少年を
きちんと幸せにするために作られたのだとしたら、
まぁ、ホント、壮大なことであるな、と(笑)。


よし。とりあえず、書きたいことは書けたかな。
これから、ゆっくりパンフレットを熟読したいと思います。
はぁ、ワクワク♪