前回の記事のさくらへのコメントをくださった皆さん、どうもありがとう。

もうご飯も食べないし、数日しかムリだと言っていた両親の言葉を良い意味で裏切ってくれ、1週間以上持ちました。

5年前にシベリアンハスキーが亡くなる時は、もう体中が痛かったのか起きてる間はずっと鳴いて、痛み止めをあげて落ち着いてまた寝、起きては鳴いての繰り返しでした。(この子も13歳半まで生きました)

痛みを取るためにただ鎮痛剤で寝かせ、そこまでしてこの子を生かすべきなのか本当に本当に家族みんなで悩み、獣医さんから「答えは沢山あるけれど、延命だけが愛情ではないんですよ。」と言われ、家族で泣きながら本当に悩みに悩みました。

そんな経緯もあって、両親と兄は今回さくらの意志で息を引き取るまで見守ることに決めたようです。

奇跡を願ってくれた方、点滴を勧めてくれた方、その気持ちがとても嬉しかったです、ありがとう。

さくらは、それはそれは穏やかな顔をしてました。亡くなった後、兄とFaceTimeをしてさくらにお別れをしました、スクリーン越しだったのが本当に残念だけど、この子は私がドイツ留学中にうちにやってきて、ドイツ滞在中にいなくなりました。

近所の方がうちにお花を持ってやってきてくれたらしいのですが、その方が「犬の言葉がわかる」と言って、「さくらちゃんの所にグレーのワンちゃんが迎えに来たらしいよ!」と言っていたそうです。

グレー・・・まさか5年前に亡くなったハスキー!そっか、1人で迷子にならないようにあの子が迎えに来てくれたんだね。

更に、さくらは家にいたので知る由もないハズなんですが、「さくらちゃん、最後足が痛かったんだって」って。

そう、さくらは寝たきりになって床ずれが出来、そこが少し化膿してたらしく。兄が毎日包帯を替えたりしてくれてたんだって。(ちなみに兄夫婦は実家から車で10分の所に住んでます)

あまりスピリチュアルな事は信じないタイプですが、なんかその話を聞いて涙が出て来ました。

しかもね。

さくら、もう立ち上がる力もなく、鳴くこともしなかったのに明け方に大声で父と母を呼んだそう。

父と母が行くと、一生懸命手を伸ばして挨拶してるような感じだったんだって。

犬ってすごいね。

朝、さくらを本当に一生懸命介抱していた兄がやってくるのを待っていたかのように息を引き取ったらしい。

15歳という、大型犬にしては大往生。

ペットショップで売れ残って、引き取り手がいなかったら保健所行きだったさくらを父が連れて来たのが13年程前。

うちに来て幸せだったな、うちの家族の一員で良かったな、そう思って最期を迎えてくれていた事を願います。

海外に何年もいた(いる)し、沢山の時間を一緒に過ごしてあげられなくてごめんね。

さくらの季節にやってきて、桜が散ったのと同時に私たちの元を去ったさくら。長い間、本当にありがとう。

迎えに来てくれたルネ(ハスキー)と楽しく走り回ってね。