世界には大きく分けると食事の仕方は3つあると言われており、1つ目は手で食べる方法、2つ目はナイフ・フォークを使う食べ方、そして3つ目は「お箸」を使って食事をする方法だ。お箸を使って食事をするのは日本や中国、韓国、台湾、ベトナムなどアジアの国が中心だ。お箸は中国から日本に伝わったと考えられており、つまりアジアでお箸を使う文化があるのは、中国の影響を受けた中国の周辺国だということになる。

 同じお箸でも、日本と中国、韓国のお箸にはそれぞれの個性があり、それぞれ違っているという。中国メディアの捜狐は13日付で、日本、中国。韓国の「お箸」の違いについて説明する記事を掲載した。

 記事はまず、日本のお箸について「手に持つ部分より先端の方が細い形状」となっているのに対し、中国のお箸は先端が日本のお箸ほど細くはないことを紹介。これは先の細い方が魚を食べやすいためではないかと考察、日本人は魚をよく食べるため、日本の箸は細くなったのではないかと論じた。

 また日本のお箸は中国のお箸より短いが、これは中国では大皿に盛られた料理を各自が自分の皿に取るうえで長めのお箸の方が便利であるのに対して、日本では料理があらかじめ一人一人に取り分けられているという違いから生じていると考察。また日本と中国では木製のお箸が中心であるのに対し、韓国では平たい形状の金属製のお箸が使われていると紹介した。

 さらに最近、中国では日本風のものが流行する傾向にあると伝え、お箸の形状も先端が細い日本風のお箸が出回るようになっていると説明する一方、それぞれの国のお箸の形状はその国の食生活に応じて形作られたものであるゆえに、日本風のお箸は中国で中華料理を食べるには「実際は不向き」であると論じた。