リズムトレーニングの話 | MASAベース&リズムトレーニング教室

MASAベース&リズムトレーニング教室

MASAベース&リズムトレーニング教室と吉川カルチャークラブと音楽・ダンス・パフォーマンスイベントの事を書きます♪

必見!リズムトレーニング方法

メトロノームと仲良くなる(^^)

メトロノームを使ったリズムトレーニング

「ボールは友達。怖くないよ」

 

キャプテン翼の主人公、大空翼の名言。これは楽器練習時におけるメトロノームに置き換えても同様。メトロノームを使わず弾くことはスピードメーターの無い車を運転することと同じで演奏速度を正確に把握することができません。また、バッキングトラックやドラムマシーンなどもありますが、数十分〜数百分の1秒の正確さを感じられるような感覚を身につけるにはメトロノームをお勧めします。機械のような無機質な演奏を求めるという意味では無く、むしろ逆で、より自然で音楽的な表現方法を身につける目的でメトロノームを使ってリズム感を磨くのです。(バッキングトラックやドラムマシーンに合わせる練習はまた違う目的で使います)

早く上達するにはまずゆっくり弾くこと

まずはメトロノームを用意しましょう。安いもので結構です。スマホの無料アプリでも結構です。いろんな音がありますが私は聴いてて耳が疲れないような音色が好きです。(甲高いピッピっでは無く、コッコッな中域がふくよかな感じw)

メトロノームが用意できたら、クリック(メトロノームのピッピッ音)を表拍で鳴らして練習フレーズを”弾いてる自分をイメージ”します。次にフレーズを口で歌ってみてください。脳がイメージ出来ていない→歌えないフレーズは当然弾けません。それからジャストタイミングで弾けるように頑張りましょう。このとき、いきなり原曲や模範演奏のテンポではなく、自分の演奏とクリック音をしっかり意識できるくらいのゆっくりしたテンポからスタートして、3回間違えずに弾けたら徐々にテンポアップするのがポイントです。

表拍で慣れてきたら次は裏拍でクリック捉えてみて下さい。不思議なことに、テンポは同じでもノリ、グルーブにドライブ感(推進力)を感じることが出来ます。裏拍で弾けるようになったら次はクリックを1拍目だけ鳴らして練習して下さい。ズレなく弾けるようになったら同じように2拍目だけ、3拍目だけ、4拍目だけクリックを鳴らして練習しましょう。地味なトレーニングですが効果抜群ですよ!

ジャストで弾けたら、わざとずらして弾こう

世の中には把握できないほど様々な音楽ジャンルが存在します。ヘビーメタル一つかいつまんでみても、スラッシュメタル、パワーメタル、ブラックメタル、デスメタル、ドゥームメタル、メロディックスピードメタル、スクリーモなどのサブジャンルに枝分かれして、それぞれサウンドに特徴や様式があり面白いです。ジャズ一つかいつまんでも…長くなるので割愛します。

リズムトレーニングに軸を戻すと、音楽ジャンルや楽曲によって、弾かれている(叩いている)リフやフレーズがジャストのタイミングでは無く少し前だったり後ろだったりします。そのズレが独特のノリ、グルーブを生み出しているのですね。めちゃくちゃ乱暴に言うと白人音楽は「前ノリ」、黒人音楽は「後ノリ」の傾向があります。私の感覚では、演奏に勢いやスピード感を出したい曲は前ノリ、ズッシリした重さやフレーズに説得力を出したい曲は後ノリ(レイドバック)を意識して弾きます。

まとめ

いかがでしたか?メトロノームに合わせていきなり上手に弾くことは難しいですが、ゆっくり少しずつ続けていれば必ずリズム感は良くなります。繰り返しますが、いきなり弾こうとせずにまずは"弾いてる自分をイメージ"出来てから、イメージの自分に現実を近づけて下さい。

そして、メトロノームを使わない演奏でもリズムを明確に感じながら演奏することができるようになります。私は日常生活の中でも常にリズムトレーニングを心がけてます。例えば、車を運転している時のウインカーのカチカチ音に合わせてリズムを叩いたり、駅のホームで電車を待っている時も足は4分音符でトントンしながら、手で二拍三連をパンパン叩いてます。意識すれば他にも生活音を利用したリズムトレーニングはあるかと思います。