嵐がYouTubeで初ライブ配信を行いました。

 

休日のKと先輩も正座して見守りました(笑)

 

 

 

 

 

会見で発表されたのは以下の7点でした。

 

①ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどSNSの一斉解禁

 

②既存のシングル64曲すべてをサブスクリプションなどで音楽配信

 

③新曲をデジタルシングルでリリース、 MVを今夜WEB配信しメンバーがチャットに参加

 

④今月10~11日にバンコク、台北、ジャカルタ、シンガポールを専用ジェットで訪問

 

⑤ツアー最終日12月25日のライブビューイングを実施(全国520スクリーン、約17万人)

 

⑥来年5月15~16日に新国立競技場で竣工後初コンサート

 

⑦来年に中国・北京で公演

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごい情報ばかりですが、特に注目したは、①のSNS一斉解禁、②③の音楽配信です。

 

他のアーティストでは当たり前のように行われていることで、これまで後ろ向きだったジャニーズ事務所が異常ではありましたが、嵐という国民的アイドルがこれに踏み切ることの意義は非常に大きいと思います。

 

サブスクは、若い世代では一般化しつつあり、嵐の参入で「サブスクで音楽を聴く」という文化がもっと多くの人や世代に拡大していくことになるでしょう。

 

これはジャニーズが時代の大きな波に飲み込まれたとも言えますし、別の言い方をすれば、「CD販売から音楽配信へ」という流れを一気に加速させるインパクトを積極的に与えたとも言えます。

 

この流れはいろいろなものを緩やかに、でも確実に変えていくはずです。

 

例えば、今回のHey!Say!JUMPのアルバムも、MVやメイキングなどの特典を付け3形態で販売していますが、これも「CD販売が主戦場」という考えがベースにあるからで、そのために編み出された販売促進手法の1つでしかありません。「CD販売から音楽配信へ」というパラダイムシフトが起きれば、セールスを最大化するための販促方法は当然変わるし、タレントのSNS戦略やMVなどのコンテンツ利用のあり方も変わってくる、もしかしたらコンサートやファンクラブ制度を中心とした既存の経営構造にも何らかの影響を与えるかもしれません。

 

 

 

 

 

音楽配信について松潤は会見で次のように語っていました。

 

「ジャニーズには素晴らしい先輩、後輩がたくさんいます。僕らは期限が決まっています。だからこそできるチャレンジもあると思っています。僕らがやってみることで得る経験をジャニーズに還元すること、それが僕らのできる恩返しだと思っています」

 

 

 

 

 

ジャニーズ事務所は少し前まで、避けては通れない時代の変化に勝手に自分で壁を作っていたわけですが、活動休止が決まっている国民的アイドルを投入することで、その壁を本格的に一気にぶち破る狙いがあるのではないでしょうか。さらに、先ほど指摘したサブスクの活性化など日本の音楽やエンターテインメント文化への波及効果も大きいです。

 

嵐さんは「20周年にファンに感謝を伝えたい」という一点で、結果的に言えば、「改革」を提起してくれました。多少のリスクはあるかもしれませんが、改革の方向性が「ファンのため」、つまり「消費者のため」というのは、評価しても評価しきれないほど価値のあることだと思います。それは古いジャニーズにとって最も欠けていた視点だったからです。

 

このチャレンジは、嵐だからこそできたし、嵐だからこそ絶対に成功を収めるだろうと思うので、今後、他のグループにも様々な変化をもたらすことは必定です。

 

JUMP担としては、SNS解禁や音楽配信はもちろん、ライブビューイングも是非やってほしいです。

 

あと、新国立競技場の舞台に立つJUMPの姿もいつか見てみたい。

 

相葉君が最後に「僕らとみんなで世界中に嵐を巻き起こしましょう」と呼びかけていました。

 

嵐さんの壮大な実験が、JUMPを、そして音楽文化そのものを変えるかもしれない、そんな希望の膨らむ会見でした。