想定内だけど、悲しいよ・・・
これから20年、30年と続いていくグループのメンバーとして、自分に甘い岡本圭人のままではグループの力になることはできないと感じ、「自分を変えなければならない。そのためにも今は学ぶことに専念するべきだ」という思いを強く抱くようになりました。
今年3月、メンバーにはその思いを率直に伝え、話し合い、そして理解してもらうことができました。
メンバーには感謝の言葉しかありません。
ファンの皆様、私岡本圭人は9月から米国のアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに2年間留学します。
同校では芝居と音楽を一から学びながら、イギリス留学で身につけた語学により一層磨きをかけ、人間的にもタレントとしても成長できるように勉強してきます。
そして、“未来のHey!Say!JUMP”にふさわしい人間になれるように頑張ってきますので楽しみに待っていてください。
絶対に成長した姿を皆さんにお見せできるよう一生懸命勉強して、必ずHey!Say!JUMPに戻って来たいと思っています。
留学を発表したときの圭人のコメントです。
圭人を送り出したときの薮くんのコメントが次です。
僕たちが圭人の留学を受け入れたのは、留学してもグループ脱退という形ではなく、日本に帰ってきたらグループに戻ってくるというのが、受け入れた理由のひとつでもあります。
僕たちも圭人が留学して、人間として成長して、頼もしくなって戻ってくることを期待しています。
ファンの皆さんも僕たちと一緒に圭人を待っていただければと思っています。
これらの言葉が突き付けていることが、すべてではないでしょうか。
ファン・メンバーとの約束を反故にした。
どんな理由があろうとも、その事実は変わりません。
そもそもあの留学自体が、社会人の一般常識に照らせば、無責任だったのだと思います。
『僕は仕事を放棄して留学するけど、それはみんなのためなんだ。だって成長して、みんなに還元するんだから。絶対に戻って来ると約束するよ。楽しみに待っててね。だから2年後も席は残しておいてね』
普通の社会人であれば、めちゃくちゃな理屈です。
それを裏切った今回の「脱退」という結論も同様です。
なぜJUMPにいては役者を目指せないのか、一方でなぜジャニーズ事務所には残留するのか、退所しないのになぜ脱退なのか。
非常識な理屈は、常識的な結末には到達しないというのが、社会の常ですが、やはりそうなってしまいました。
今回の山田くんのコメント、「正直気持ちを隠さずに言うと、自分勝手だなと第一に思いました。圭人が留学する理由として、Hey!Say!JUMPに還元できるものを自分で得て戻ってくると、それだったら行ってらっしゃいという形で送り出したので」という部分。
山田くんのこの言葉が共感を得ているかもしれませんが、むしろ個人的に注目したというか、共感したのは、「圭人には圭人の人生があるから、僕たち8人と別々の道を歩こうという形になり、こういう決断をさせていただきました」という部分です。
自分もこの春で社会人5年目に入りまして、これまで様々な理由で退社する仲間や先輩、後輩を見てきました。
もちろん最初は引き止めますが、最終的に「あなたにはあなたの人生があるから」とか「あなたの人生だからあなたが決めたなら仕方ない」とかいう言葉は、あきらめたときに使う言葉です。
「あなたの人生に私は責任を持てない。好きにしてほしい」という意味ですから。
本当に必要な人材や友人に対しては、あるいはその人が残ることがその人や周囲のためになると信じているのならば、「あなたの人生に私が責任を持つ覚悟がある。やめないでほしい」と体を張ってでも止めるはずです。
結論から言うと、山田くんも、メンバーたちもついに圭人をあきらめたんだと思います。
あのとき自分はこんなことを書いていました。
自分が好きになったHey!Say!JUMPは、9人のHey!Say!JUMPだから、圭人には残ってほしかった。
でも、今は山田くんと同じ気持ちです。
悲しいけれど、圭人には圭人の人生があるので、頑張ってほしいです。