かくちゃん理論では
癌や高血圧、糖尿病に対して、加工肉は控えめが良いし、
赤身肉(獣肉)も控えめが良いと考えられます。
で、今回ご紹介の論文はコチラ↓↓↓
<引用ここから>
加工肉の摂取が多いほど認知症リスク上昇
英国バイオバンク登録者49万3888人を対象に、
肉摂取と認知症発症リスクの関連をコホート研究で検討。
平均追跡期間は8±1.1年で、認知症発症者数は全認知症2896例、アルツハイマー病(AD)1006例、血管性認知症(VD)490例だった。
その結果、1日当たり25gの加工肉の摂取量増加で認知症全体(ハザード比1.44、95%CI 1.24-1.67、傾向のP<0.001)およびAD(同1.52、1.18-1.96、傾向のP=0.001)のリスクが上昇したが、
1日当たり50gの非加工赤身肉の摂取量増加で認知症全体(同0.81、0.69-0.95、傾向のP=0.011)およびAD(同0.70、0.53-0.92、傾向のP=0.009)のリスクが低下した。
非加工家禽肉および肉全体に関する線形の傾向は有意ではなかった。
VD発症リスクに統計的有意な線形傾向は見られなかったが、
加工肉の摂取量高値にリスク上昇との関連が認められた。アポリポ蛋白E ε4アレルがあると認知症リスクが3-6倍上昇したが、食事との関連への大きな影響ははなかった。
【原著】
Zhang H, et al. Meat consumption and risk of incident dementia: cohort study of 493,888 UK Biobank participants. Am J Clin Nutr. 2021 Mar 22. Online ahead of print.
<引用ここまで>
赤身肉を全く食べるななどと極端なことは主張しませんが、
まぁ控えめが認知症にも良いようですね。
家禽肉(鳥類)は、あまり神経質にならず食べても、認知症については問題ないようです。
今回は魚介類についての検証がなくて残念ですね。