ちょっと思うところがありまして、
ゲルソン療法の復習をしています。
などを参考にさせていただいています。
・無塩
・生野菜・大量の生ニンジンジュース=高カリウム食
・アマニ油=ω3脂肪酸
・動物性タンパク質の制限
・穀類は玄米や全粒粉の未精製のもの
うーん、まさに無塩・高カリウム・ω3リッチ・ケトン食ですね。
無塩・高カリウムは血圧を下げます。それに対応して、動脈の平滑筋は収縮し、血圧を維持しようとします。
がん細胞への血流は減ってしまいます。
タンパク質は炭水化物ほどではありませんが、インスリンを分泌させます。インスリンはがん細胞の増殖シグナルです。
ω3脂肪酸については、赤血球の変形能を上げ、より酸素を組織へ届けることが、がんへの効果を示すのかもしれません。がんと赤ちゃん(胎児)は酸素が嫌いですから。がんと赤ちゃんは酸素を使わないので、ミトコンドリアでケトンを使うことはできません。ケトジェニックダイエット・ケトン食では、がんの兵糧攻めができます。
精製した小麦は、塩を用いないと、食材として用いることができません。グルテンは塩がないとくっつくことができないのです。パン、ナン、ピザ、うどん・ラーメン・パスタといった麺類、ケーキ、クッキーすべて食塩を用います。玄米であれば、でんぷんの吸収をゆるやかにして、食塩を用いずに食べることができます。私はインスリン分泌を避けたいので、玄米や全粒粉も控えたほうがより良い効果が得られると考えています。ここらへんはゲルソン療法・星野式ゲルソン療法とは、一線を画しています。
・コーヒー浣腸
これは全く理解できません。理論的裏付けは全く思いつきません。
星野式ゲルソン療法では
・海藻類を摂取し、微量元素をしっかり摂る。
も追加されています。欧米では元来、海藻を食べる文化がありませんからね。ただ最近では欧米でも寿司を食べるので、ちょっと風向きが変わっているかもしれません。そういえば、がんのスクリーニング検査である、メタロバランス検査では、がんは特有の微量元素のバランスを呈することを利用しています。ミネラルバランスの是正は、がんに影響を与えるのかもしれません。
今回は、食事療法の科学的裏付けについて記載してみました。