かくちゃん理論では

腎機能低下は

食塩とインスリンから引き起こされると推測しています。

そして食塩の害を軽減してくれるのが

カリウムだと考えています。

 

以下引用

<引用ここから>
甘味飲料→果汁100%で、CKDリスク7%減

 韓国・Yonsei University College of MedicineのGa Y. Heo氏らは、砂糖または人工甘味料が入った飲料や果汁100%ジュースの摂取と慢性腎臓病(CKD)との関連を検討するため、英国の成人12万7,830例を対象に前向きコホート研究を実施。その結果、砂糖または人工甘味料入り飲料の摂取はCKDの発症リスクを上昇させた一方で、果汁100%ジュースへの置き換えでCKD発症リスクが7%有意に低減したとJAMA Netw Open(2024; 7: e2356885)に報告した。

 

CKD既往歴のない40~69歳の12万人を追跡

 CKD患者は全世界で8億人以上に上り、世界的に問題となっている。CKDを予防するための生活習慣改善として、世界保健機関(WHO)は糖摂取量を総エネルギー摂取量の5~10%未満に抑えることを推奨している。しかし、砂糖の代替として使用される人工甘味料は2型糖尿病や心血管疾患との関連が、果汁100%ジュースでもメタボリックシンドロームや2型糖尿病との関連が報告されている。一方、CKDとの関連は明らかでない。

 Heo氏らは今回、砂糖や人工甘味料入り飲料、果汁100%ジュースの摂取とCKDとの関連、砂糖や人工甘味料入りの飲料を果汁100%ジュースに置き換えた場合のCKDへの影響を検討するため前向きコホート研究を実施した。

 対象は、英国で2006?10年に実施された前向きコホート研究UKバイオバンクの参加者で、食事に関するアンケートに1回以上回答した40~69歳の英国成人12万7,830例(平均年齢55.2±8.0歳、女性51.8%)。除外基準はベースライン時における推算糸球体濾過量(eGFR)または尿中アルブミン/クレアチニン比のデータ欠損、eGFRが60mL/分/1.73m2未満、尿中アルブミン/クレアチニン比が30mg/g以上、CKDまたは腎不全の既往歴あり―などとした。

 前日に砂糖入り飲料、人工甘味料入り飲料、果汁100%ジュースを1杯250mL換算で何杯飲んだかを質問し、1日の摂取量を評価。摂取量で0杯、0?1杯、1杯超の3群に分類した。

 追跡期間は、最後の食事アンケートの実施日から、イングランドでは2022年10月31日まで、スコットランドでは2021年7月31日まで、ウェールズでは2018年2月28日までとした。2023年5月1日?8月1日のデータを解析した。

 主要評価項目はCKDの発症とした。多変量Cox比例ハザードモデルを用いて3種類の飲料(砂糖入り飲料、人工甘味料入り飲料、果汁100%ジュース)とCKD発症との関連を推定した。飲料を別の種類に置き換えた場合の影響の検討には代替分析を用いた。

 

 

人工甘味料からの置換でも10%リスク減

 中央値10.5年(四分位範囲10.4?11.2年)の追跡期間中に、12万7,830例中4,459例(3.5%)がCKDを発症した。
 砂糖入り飲料の摂取量0杯群と比べ、1杯超群ではCKDの発症リスクが19%有意に高かった〔調整後ハザード比(aHR)1.19、95%CI 1.05?1.34〕。
 人工甘味料入り飲料の摂取量0杯群と比べ、0~1杯群ではCKDの発症リスクが10%有意に高く(aHR 1.10、95%CI 1.01?1.20)、1杯超群では26%有意に高かった(同1.26、1.12?1.43)。

 一方、果汁100%ジュースでは、0杯群と比べ1杯超群でCKD発症リスクの上昇は認められなかった(HR 0.99、95%CI 0.87?1.11、傾向性のP=0.10)。

 1日1杯の砂糖入り飲料を人工甘味料入り飲料に置き換えても、CKD発症リスクに有意差は認められなかった(HR 1.03、95%CI 0.96?1.10、P=0.36)。しかし、1日1杯の砂糖入り飲料を果汁100%ジュース(同0.93、0.87?0.97、P=0.04)または水(同0.93、0.88?0.99、P=0.03)に置き換えると、CKD発症リスクが有意に低下。1日1杯の人工甘味料入り飲料を果汁100%ジュース(同0.90、0.84?0.96、P=0.003)または水(同0.91、0.86?0.96、P=0.001)に置き換えた場合も同様に、CKD発症リスクは有意に低下した。

 以上から、Heo氏らは「砂糖や人工甘味料入り飲料を果汁100%ジュースに置き換えることでCKDの発症リスクが低減する」と結論。その理由として、「果汁100%ジュースはビタミンCやカリウムなどの栄養素を豊富に含み、血圧低下や抗炎症作用を有するためと考えられる。一方で、人工甘味料入り飲料は腸内細菌叢を変化させ、脂肪蓄積や体重増加を促進することでCKDのリスクを上昇させる可能性がある」と説明している。

 

<引用ここまで>

無塩高カリウムの飲料は

かくちゃん理論では、推奨食材です。