昔から、知らないおじさんの車に乗っちゃダメだよ、て言われてきたけれど…。初対面のおじさまとドライブしてきたの。


まず、初めて降りる駅で待ち合わせして。どんな車で迎えに来るんだろう、とドキドキしていたら、「今着きましたーシルバーの車で」って電話来て。


私がシルバーの車を発見するなり、中にいたおじさんが「さあ、乗って乗って。」って手招き。


ああ優しそうな人でよかった、と思いながら、私もよろしくお願いします!ってあいさつして乗り込んだ。それから普段走ることのない環八とか通った。私には景色を見る余裕なんかなくて…緊張する私に気を使ってくれたのか、おじさんは色んな話をしてくれた。


初めて会ったばかりなのに、おじさんは自分の家庭の話とかもしてくれた。男はずるい生き物なんだよー、なんてのも言ってた。まだ経験積んでない私は、よく分かんなくて、苦笑いするしかなかった。


おじさんはとても頼もしい人で、「慣れれば大丈夫。何かあったら責任取る」とまで言ってくれたんだ。「そう恐がらないで、思いっきり一線越えてみな?」って言われたから、意を決して「わかりました!」って、おじさんを信じてみたんだ。


あ、一線じゃない、白線だった。


ということで、ペーパードライバー講習なるものをやってまいりました。昨夏に免許取ったばかりだから、ペードラというよりかは初心者なんだけど。


シートから動いてないのに、もう汗だくだったよ。対向車が全部自分に向かってくるような気がして戦々恐々。ずっと恐い恐い言ってた。運転楽しい!って思えるようになりたかったんだけど、面白かったのは自分の嫌だなー恐いなーって声が稲川淳二に似すぎてたくらいかな。


でも意義ある練習だった。友達とか身内とか助手席に乗せて練習すると、「もっとハンドル切って!違う!危ない!」とかうっさいじゃんwこっちもバカだから「どっちに切るの!静かにして!」で感情的になるからね。冷静なプロに理論的に教えてもらうべきだよね。


免許取ってちょっと空いちゃった人には、ペーパードライバー講習をおすすめします。ちょっと高いけど。