若い頃、おばちゃんがキャッキャッしてる姿を見かけるとゲンナリした
声がでかく、態度もでかい・・・。喫茶店でバイトしてる時、「うそ~~!」「イケテルじゃん!」とおばちゃん達の会話が耳に入ってくると、おばちゃんは<我々>とか<いの一番>とか言ってろよ!と思ったもんだ。
やたらめったら話掛けるし、言いたいことは我慢しない。なんか攻撃的なのに、自分がいい人だと思い込んでる。
あれからウン十年・・・(きみまろ風に読んでね)
『マジでぇ~~!』
『ありえんてぃー!!』
とか、大きな声を発しながら大笑いして酒をくらい、飲み屋で会ったお兄さんのお尻にタッチする自分がいます。
あの頃、おばちゃん達を冷たい目で見ていた私・・・・
今、若い子にそんな目で見られたら『なんか文句あんのか?』と、いかりや長介ばりに下唇を突き出して言ってやると思う。
やだやだ・・・・どこで恥じらいを捨ててきてしまったのだろう?
おばちゃんという生き物は若い子以上に、どうにかして楽しくなることを考え生きている。
老体に鞭を打ちながらでも、いい事ありそうな場所へ行ってしまうし、美味しそうな物への嗅覚が凄い。
でも、50歳になって思ったことがあって、俗に言うオバタリアンは寂しさの裏返しなんじゃないかと・・・・
結婚しない友人は、1人の寂しさ。
子育てが終わった女は燃え尽き症候群的な寂しさ。
既婚者でも、いつどうなるか分からない。
チヤホヤされていた若い頃とは違って、黙っていたら存在すら無いことになりそうで、存在アピールの為に大きな声を出して笑うんじゃないか?文句を言ってるんじゃないか?
このまま終わってしまう焦りがまだまだ楽しいことがしたい!という気持ちにさせ
若い頃まだまだ先の話だったのに、今、目前に迫っている現実がおばちゃんの背中を押している気がします。
社会から取り残されないように、必死にニュースに目を通して流行に敏感になるです。自分を解っているおばちゃんは少しだけハヤリ物を取り入れ、恥ずかしくない程度に丸いカゴバックを持ちます。オフショルダーもブラ紐がギリギリ見えない程度に持ち上げてシミだらけの鎖骨を大きなネックレスで隠すのです。おばちゃんは一生懸命生きてるのです!若いお姉さん、おばちゃんを温かい目で見てやってください。
そして、若いお姉さん!ずっと先の話ではありません!!サンクスのCMを歌ってください。
オフショルダーを着る事の出来ない私は先週、インスタで人気の東京ロビーという鉄鍋パンケーキのお店にいきました