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「あひー、坊ちゃま。アメブロのブログネタで、西洋のおばけと日本のおばけと、どっちが怖いか、好きか、って質問されているざますよ。あたしも狼男もフランケンモ西洋おばけ連盟所属ざますが、怖がられましょうかね」

　「お前らを怖がる奴なんかいるかよ。」

　「んがー」

　「坊ちゃま、そんな馬鹿にしたものでもないでがんすよ。わしの料理には中国産のミルクが入っていると教えてやれば、みんな逃げ出すでがん」

　「おい、昨日のクリームシチュー。中国産ミルクを使ったのか？」

「冗談でがんすよ」

　「でも、日本のお化けって、わたくしたちみたいにキャラの立っている奴はみあたらないざます。からかさお化けだって、月形半平太が闇討ちに遭ったときにさしていて斬られた傘、とかもう一息、物語が欲しいざます。」

　「のっぺらぼう、だって、目、鼻、口をカード破産で差し押さえられたのなら、身につまされる人もいるでがんすよ」

　「んがー」

　「山姥だって、金太郎という子がいるぐらいだから、きっと、そんなに恐ろしくはなかったでがんすよ」

　「怖かったら、相手の男がエッチできないざますね」

　「んがー」

　「日本のおばけは怖いことないでがんす」

　「そうでもないぞ。お岩さんなんか、ちゃんと名前もあるし、夫に毒を飲まされた事情も有名だぞ」

　「でも、わたしどもは、お岩さんに悪いことをしていないざますから、祟られたりしないざますよ」

　「おまえらがどう言っても、世の中の人がどういうか、わからないぞ。kuroneko がどう書いているのか見てみよう」

　「あいつは世間の標準にならないでがんすよ」

　「んがー」

　「いいからさ」

　えー、日本と西洋と、どっちのお化けが怖い、ということですが、やはり西洋のお化けのほうが怖いんじゃない？なにせ、言葉が通じないんだから、ネゴもヨイショもできないから。

　一同　「ダメだ、こりゃ」