東京新聞の記事。
いのち輝く大阪万博にも「紅麹ショック」 大阪府・市と小林製薬、「健康パビリオン」で持ちつ持たれつ:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
なんか総花的で、あれもこれも書いている記事ですが、「機能性表示食品」が出てきた経緯を初めて知りました。
やたらに宣伝している「機能性表示食品」を買おうと思ったことが一回もないわたしには、そもそもサプリメントに対して無関心。
そればかりではなく、今まで滋養強壮の効能を謳うドリンク剤を飲んだことが、全くなくはないけど数回あるかないか。自分で買ったことは一回もありません。
肉体的なハードワークをする立場ではないので、必要性を感じないだけで、自分が飲まない医薬品の効能を否定する気はありませんけど。
わたしが滋養強壮剤の類に冷淡なのは、子どもの頃、親に連れられて行った天風会の影響ではないかと思います。
天風会は、心の持ちようが身体にも影響を与えると説いていていました。
薬に関しても、プラシーボ効果という言葉を初めてわたしが読んだのは天風会の本だったと思います。
その頃、1960年代は高度成長期で大衆保健薬の真っ盛りでした。とくに滋養強壮剤はさかんに広告をしていた。天風会は心の持ちようで病気が治るというほど極端なことは言いませんでしたが、精神的なストレスの身体への影響が大きいことも説いていた。
そういえば、ストレスという言葉も60年代半ばぐらいから広まったんじゃないかな。
天風会と疑似科学のあやうい関係 | みんななかよく (ameblo.jp)
大衆保健薬の全盛期だった一方、それへの批判もありました。高橋晄正という万年東大医学部講師として有名な人が、滋養強壮薬の批判をしていましたが、週刊誌は取り上げても、新聞、テレビは無視していた感じ。
そういう時代に育ちましたから、テレビ広告に載せられて、サプリメントの類を試してみるなどという気にはなれません。
まあ、そこそこ健康だから言えている事なんでしょうけどね。