壁画の様子の前に、現在の陸前高田の様子を書き留めておこうと思います。
聞いたり見た物を書いてるので、間違い等があるかもしれませんがご了承ください。
金曜日の夜に東京を出発し、朝4時くらいに現地に着いたので
被害の大きかった陸前高田駅周辺を案内してもらいました。
陸前高田駅前バスロ^タリーと商店街通り
花が植えてあるところがロータリーの中心になり、奥に続いている一本道が商店街通りになります。
残ってるのは礎とまとめられた瓦礫のみでしたが、緑がだいぶ茂っていて
灰色の世界に色味をつけていました。
駅のホーム
真中の凹んでるところが線路のあった所になります。
線路も流されてしまったので、今は何もありません。(奥の方に海が見えます。)
この駅がなくなってしまった為、電車で陸前高田まで来る事ができません。
途中で車に乗り換えるしかなかったので、今回は車での移動となりました。
この辺の平地は被害が大きかった為、今後はメモリアルパーク等になる予定とか・・・。
高台を作るため、山を削ったりしてる所もありました。
坂の途中くらいに建ってる建物くらいからやっと
再建したり立て直したりといった建物がありました。
日中は働いて、夜はご飯を食べに。
大船渡にプレハブで作ったお店が並ぶ商店街でお祭りがありました。
元はプレハブなのですが、内装や看板などおしゃれにしたり
工夫されていて、素敵なBARやお店もたくさんあって
現地の方々の努力とパワーのすごさを感じました。
なんと五右衛門風呂があります。
このお風呂も震災後に作ったものなんだそう。
今は普通のお風呂と五右衛門風呂の両方を楽しんでるそうです。
こちらのお宅は今回壁画を描く事になった会社に以前勤めていた方のおうちです。
ご自身も被災され、家も壊れてしまったそうですが、関東に住んでる息子さんが大工さんだった事もあり、ここまで再建できたそうです。
「自分たちは命があったし、まだ高台だったし、息子がたまたま大工だったから、がんばる事ができたけど、
何もかも無くなって、がんばれって言われたって、何をがんばったらいいか分からない人達もたくさん居る・・・。」
本当にそうだと思います。
他にもおばあちゃんたちから、たくさんのお話を聞きました。
TVじゃ伝わらない生の声を聞いて、いろいろ考えさせられました。
シメは明るく食の話でも
早朝に着いて早々企画主の友人宅で朝ご飯。
なんと出てきたのが海鮮丼!
海で釣ってきたとか・・・
なんとも贅沢な上に朝からホントすみません・・・。
「今度はもっといいモノ用意しとくよ!!」って言って下さったんですが、
もう十分過ぎるくらい美味しかったです。
今回描いた会社の商品のマスカットサイダーとワイン
ぶどうの風味と香がさわやかでとっても美味しかったです。
結構有名な商品で、お土産に買っていかれるお客さんも多かったです。
ワインとサイダーで割ってのんでもとっても美味しかったです!
高田限定?(東北地方限定?)のローソンのカツサンド!
震災前からあったみたいなんですが、
店内で揚げた肉厚のカツ がジューシーで超美味しかったです!
値段も手頃なので、高田に来た際は是非食べてみてください!
最後はただの食い倒れのようでしたが(他にもいろいろご馳走して頂いてしまって)
高田の人はとってもあったかくて、ご飯も美味しくて良い所でした。
飲んだり、食べたり、遊んだりも、地元の経済を回す重要な事だと思うので、
お近くに来た際は是非立ち寄ってみてくださいね。
今週末も壁画の続きで行く予定ですが、みなさんにまたお会いできるのが楽しみです。
肝心の壁画については完成した後にまとめたいと思います。