「手や指の動きは魔法のバイオリンがカバーしてくれる、でも心から湧き出る感性だけはいくら魔法のバイオリンといえどもどうにもできない」


そんなバカな・・・


テレビをつけたら始まったから見るともなく見たアニメ「金色のコルダ」 魔法のバイオリンを手に入れた高校2年生の女の子が素人ながらコンクールに挑む。前述のセリフは妖精がのたまわっておりました。質の高い音楽ネタ漫画が増えているのでこれも?なんて期待して見たのが間違い。そのコンクールというのも、フルート、トランペット、クラリネット、チェロ、ピアノ、と各楽器1名ずつがコンクール参加者。異種格闘技? そんなバカな・・・  ^^;    そして美少年ばかり。なんのことはない、主人公の女の子と美少年たちの恋模様的なストーリー。


「アンジェリーク」や「遥かなる時空の中で」のジャンルでした。それならアンジェリークのように宇宙創成にかかわるとか、遥かなるのように平安朝な時代にタイムスリップぐらいぶっとんでこそ非現実的で「そんなバカな・・・」が当たり前だから違和感もそれほどおぼえずに楽しめるというものを・・・



どんな音が出したいのか、どうすれば出せるのか、どんな風に弾きたいのか、聴かせたいのか、聴いてほしいのか、「表現」という「理想」と「技術」という「現実」   理想と現実の「にわとりと卵」にちまちまと時間をかけているというのに、「技術」はいらないなんて、ふざけたことを! と、夜中のアニメにイラっときました。苦笑