トラック協会の仲間達にいつもとってもお世話になっているから 気になった記事


送料無料の表現はもう使わないようにします。運送屋さんの接し方気を付けましょう。
記事ボランティア業じゃない こんな仕事は「お断り」 インターネットにあふれる通販サイトで、購買の決め手になる一つが「送料無料」の表記かもしれないが、それを生業とするトラック運送業界とすれば、「まとめ買いで送料は当店が負担」といった表現に変更してもらいたいところ。ドライバー不足が顕著になってきた昨年の後半から、トラック業界にも「採算が取れない仕事や、理解のない荷主は切る」という空気が流れだしているが、むしろ遅すぎたくらいだ。そう、ボランティア業ではないのだから...。
 最近の業界事情 そんな現状に無関心な荷主から先日、新しい仕事の相談が入った。「兵庫から大分まで6万5000円(大型トラック)という内容で、とんでもないから8万6000円を提示したところ、先方は『2万円以上も高いとは...』と交渉決裂。どうでもよかったが、それから1か月ほどして荷主から『8万6000円で頼みたい』との連絡。『状況は日ごとに変わっており、いまなら9万5000円になる』と説明すると、再び先方は『...』。その荷主との取引は断ることにした」と話す。 「帰り荷、帰り便という表現を使い始めたのは我々の側であるのは間違いないが、運送の素人である荷主の担当者までが『(運賃が安い)帰り便を探せないか』と問い合わせてくる始末」と話すのは、30年以上も岡山県との県境近くで商売を続けてきた兵庫県の運送事業者。「帰り」という言葉を使う荷主や物流子会社とは2、3年前から取引を避けるようになったという。 「そもそも運ぶ側の概念からすれば、自社トラックの復路は、そこに本拠を構える同業他社にとっての往路。復路の荷物を『帰り荷』と呼ぶことに問題は感じないが、『帰り車』というのは引っ掛かる。ましてや『運賃は人件費に燃料代を足した程度』といった認識の荷主に『帰り車=安い』と勘違いされてはたまらない」と社長。そうした思いが一段と強くなったことで、最近は「オタクらの荷物は帰りレベルの安物か...と荷主に聞き返している」と痛快だ。