Creative my Life -85ページ目

沈む一日と、自由な心

一日一歩も外にでない日は珍しい。
今日はそんな珍しい一日。

創太とずっと向き合ってると、
あっという間に時間が過ぎていくときと、
自分でも驚くほど時間を持て余してしまう時と、ある。
今日は、後者な一日だった。

どこかへ出なければ…と思いつつ、
夜にでかける用事があったからまぁいいか、
と、結局それまで家にいてしまったのです。

部屋の中がだんだん暗くなってきて、暮れなずむ一日。

今までもこういう経験はあるけれど、
こういうとき、たいていの物事は、あまりいい方向へは進んでいかない。

だいたい沈む夕日と一緒に、心も沈んでいってしまうのだ。

沈みかけた時、外へ一歩でもでればよかったのに
気がついたときは、すでに時遅し。
浮き上がる元気はもはやなく、
かわりにテレビのスイッチをつけてしまったのです。

まだ16時だったのに。

そこで、初めてちゃんとみましたよ。あの有名な、

「おかあさんといっしょ」 をね。

創太が意外に反応して、音楽と一緒に身体をゆすっていたので
それが嬉しくてついついずっと一緒にみてしまいました。

主旨からは少しそれるけれど、思った事をいくつか箇条書き。

・「つくってあそぼう」がまだ続いているのがすごいと思った
 (本当は「ともだちいっぱい」からのスピンオフなんだけど)

・ワクワクさん、さすがにちょっと無理があると思った。でもよく頑張ってた。

・ゴロリの人形、顔のところが黒ずんでた。言葉にならなかった。

・じゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりに無性にあいたくなった。

・歌のお姉さんは、時代(人)がかわっても必ずと言っていいほど
 毎回同じような歌声の人を見つけてくるのは素敵だと思った。

・「でこぼこフレンズ」は何気におもしろかった。
 ちょっとシュールなのがいいです。

これ以外にも思うところはいろいろありましたが、
キリがないのでとりあえずこの辺で。

そんなわけで「おかあさんといっしょ」を見終わったのはいいのですが
番組終了後、さらに気持ちが少し沈んでいるのに気がつきました。

それが番組のせいなのか、沈みゆく太陽のせいなのか、
はたまた私自身のせいなのかはわかりません。

でもとにかくそんな退廃的な一日。


しかし、です。


今日は、いつもと同じように創太を寝かしつけた後、
久しぶりに本をもって、ゆっくりお風呂に浸かりました。

そうしたら、その本がとても面白かった。

すると、それまで沈んでいた心が
まるで羽が生えたように、ふわっと舞い上がったのです。

そうか、こんな沈みゆく一日の最中にあっても、
私の心はこんなにも自由なんだ、と思ったら
なんだかものすごい大発見をしたような気分になり
とても嬉しくなってしまった。

「人間というものは何かを学んだときにもっとも輝く」
ある方がいっていましたが、本当にその通りかもしれない。

確かにその瞬間、私は心の底から幸せでした。
自分だけではなく、周りまでキラキラ光ってみえるくらい。

結局どんな環境にあったとしても、すべては自分次第。

気分が沈んだ時ほど、心の「選択」と「洗濯」。

これからは、ちょっとの時間をぬってでも、もっと勉強しよう。
興味のある本を読もう。

そして、どこまでも空高く舞上がれ、

私の自由な心。



まんまる

昔から子どもが大好きでした。

子どもの持つ無邪気なエネルギーや、自由な魂に焦がれてやみません。
私の中にいる子どもが、彼らと遊びたがっているのがよくわかります。

本当に、どんな子どもも、なんであんなに素晴らしいんだろう。
彼らといるだけで、元気になれる。

だから昔から「子どもとかかわる仕事」に携わりたいとずっと思っていました。

そしてなにより自分の子どもが欲しかった。


でも今までお仕事で子どもをみたりしていても
どこかで「どうしていいかわからない」という
もどかしさをずっと抱えていたように思います。

そりゃそオムツ替えの一つ、まともにできなければ当たり前の話なわけで。
無理やり「うりゃー!」っとかえてみても、
大泣きされてだけで心が折れそうになる超ド級の素人でした。

まるで、表現したいものは鮮やかに描けるのに
それとはかけ離れた音しかだせない私のヘッポコホルンのようです。。


とにも、かくにも、もどかしい!


このもどかしさをずっと抱えてきた私にとっては、
いつもどこかで「自分には何か足りない」という気持ちが
ずっと拭いきれなかったように思います。

なりたい自分は明確に描けているのに、
そこへ行きつけない、少し苛立ちをも感じるさみしさ。


でも。
創太が産まれてくれて、私は初めて本当に
「自分のなりたい自分」になれた気がしています。
どこにも欠けているところがない、まんまるな自分がとても居心地がいい。

今は、創太以外の小さな子どもたちとも
心の底から楽しんでかかわれている自分がいます。

いくら泣かれたってもう平気。
「子どもは泣くのが仕事ですから。オホホ」なんつって
心の視界はどこまでもクリアだ。


そんな風に思う今日この頃、たとえどんな形であっても
やっぱり「子どもとかかわる仕事」をライフワークにしたいと
改めてそう思います。
何をしようか考えただけでもワクワクしちゃう。


創太、私をお母さんにしてくれて、ありがとう。
産まれてきてくれて本当に本当にありがとう、
と何万回いってもとても足りない、感謝感謝の毎日です。



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お顔もまんまるな創太くん

これも好きです

photo:01


おい、スター。

好きです

photo:01


てっぱん。

創太なう

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『生きる歓び満喫中』


何より私を支えてくれるのは、この笑顔。