入院してから40日目ついに退院の日を迎える事ができました。
前回ブログにも書いた「トピナ」が功を奏し、
1日20回近くあった発作がピタッと収まりました。
退院の日、主治医から出た言葉を聞いて驚いたのですが、。
「てんかん薬は1種類、2種類、と薬を試すほどに効く可能性が下がっていくんです。
例えば、1種類目でてんかん発作が治まる確率は40%ちょっと。
それが効かないと、2種類で18%、3種類で○○%(ど忘れ(^^ゞ)
4種類目で収まる可能性は僅か数%(4%と聞いたような)です。
統計上ですが・・・。」
と。
息子の試した薬、トピナは4種類目でした。
もし、治療の最初にこの統計を聞いていれば、
途中で諦めていたかもしれません。
余計な知識が無かったからこそ、「発作を0にして帰るんだ!」
と信じて、入院を続けられたのだと思います。
病気になった時、その怖さから色んな情報を得たいと思いますが、
時には知識がないほうが功を奏する事もあるものですね。
退院して自宅に帰ってきて、40日ぶりに自宅に戻ると、
他人の家のような感覚になりました。
でも、数時間もすると、逆に入院していた事が
信じられないほどに、昔の事に思えました。
しかし、入院中にあった沢山の出会い、経験、
それは私の血となり肉となり、今後生きていく活力になるはずです
入院生活中、支えてくださった多くの方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからも、きっと予想外の試練や、苦悩は続くかもしれません。
脳の委縮状態も酷いので、また発作が起こる可能性も0ではありません。
だからこそ、今息子と過ごせる時間を、大切にしていきたいと思います。
かやとも
40日ぶりの自宅にて