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我が家は横浜のある町で、我が夫慶治とめだか一匹と小さな社宅で暮らしている…
お互い再婚同士…
いい大人なのにたいした恋愛期間もなしに、えい!やっ!と言う感じで入籍して一年と半年…
まだまだ一応新婚さんと思っている。

皆さんそうなのかも知れないが、一緒になってからお互いのことを深く知ったように思う。

人生は石橋を叩いて渡るたちではあるが、この結婚に関しては石橋は一切叩かなかった気がする。

結婚は二度失敗した。今の旦那様、仮の名前慶治と会うまでもう人生を投げ捨て、世捨て人のように愛犬とひっそり神奈川の片隅の親の側で暮らしていた。

まだ人生は長いと言う友人の助言から、そろそろと時々都会横浜に出て来るようになり、運命のように慶治と知り合った。

知り合って、すぐに彼女にはしてもらえず…
人生初の片想いで…想いが実って約三ヶ月でスピード入籍してしまった。

新しいパートナー、新しい土地、わからないことだらけで誰一人友人も近くには居なくて、最初は本当に不安でいっぱいだった。

もともと環境には慣れにくいタイプの上に、歳取ってからの新しいことはさらにきつかった。

なんとか夢中で、三ヶ月、半年、一年を過ぎ…

生活にも慣れ、仕事も見つけ、友達や知り合いもびっくりする程出来て、去年はなんと生まれて始めて、履歴書に書ける資格まで取らせてもらった。

取った資格はラッピングコーディネーター
今は販売のアルバイトをしながら目下修業中で、ひそかにひそかに腕を磨いている。

旦那様慶治は、短気なわがままな人だけど、気持ちの優しい、温かい人で不器用だが、シンプルな彼の生き方が大好きだ。
私は彼から人生を楽しむと言うことを教えてもらった。

彼はいわば私の人生においての、楽しく生きると言うことの師匠だ…

私達二人は残念ながら子供はいないので、二人で毎日たくさんの話しをする。夜は必ずと言っていいほどビールを飲みながら、作り過ぎちゃったから明日のお昼食べようと思う料理をぺろっと平らげてしまう。

裕福とは言えない生活のゆえに、なるべくなるべく作れる物は作っている。

たまの外食や出来合いの物を買う時はほとんど勝負で、作ってみたい物、勉強になりそうな物をかなり吟味して購入する。

今では毎晩のお疲れ様の晩酌はつまみはかなり頭をひねるけど、かなりの楽しみになった。

アメブロに参加した記念に、そんなある日のメニューをアップして見ます。

二人で食べるにはきっと多いと思うけど、平気で平らげてしまう。

そのうちに彼は私の料理が大好きと言ってくれるようになった。

我が家のうちご飯と言うことで、俺路亭(オレンジてい)と呼んでいる。

慶治も私も、温かくて明るいオレンジ色が大好きだ。
本当はもっと早く逢いたかったねと、二人でよく話す。
人生もほとんど折り返し地点は過ぎてしまった。

だけどクヨクヨしても過ぎた時間は戻らないから、残りの二人で居られる人生の残り時間を大切にしたいと思っている。

生きて行くには辛いこともいっぱいある。
涙したり、怒ったり、しょぼんとすることもいっぱいだし、失敗もいっぱいだ。
だけど限られた人生の時間…
どうせなら楽しく行こうぜ!
と二人で言いあいながら、毎日楽しく暮らしている。