僕は好きな音楽、そして憧れた人の様になりたくてギターを始めてもう37年も経ちました。

 

音楽を続けるにはそれを「仕事」として成立させなければいけなくもあり、自分の納得のいく範囲で仕事を選びつつ自分の曲を生み出して22年になります、一応『プロ』という意味でですが。

 

でもプロっていうのも音楽の世界では非常にあいまいだしあまり気にしていませんし、好きな事をやる上でプロという肩書が足枷になる事の方が多かったりもすると思います。

 

僕がギターを始めた頃と違い音楽に溢れかえっている世の中で表現の方法も自由になっているし、受け取る側にも自由度が高まってきたのでより細分化したともいえるでしょう。

 

そんな中で好きな事だけを貫き通す事は中々難しいのが現実であり、一つの武器だけで生きていくのがどの業種でも困難になりつつあります。

 

そもそも仕事とは一体何か?というレベルの話にもなってきましたしね。

 

遊びの延長が仕事になる人は羨ましいといわれる事もありますが、遊びという概念がどの程度かによっても全然違うのでなんでもそうですが、安易に決めつけない方がいいと思うのです。

 

他人から見れば単なる遊びでも、人生賭けて取り組んでいる人もいるわけですし、だからそれが仕事になったりするわけです。

 

真剣に取り組めない人は最初から挑戦する事を恐れているのかもしれません、出来れば失敗はしたくないという気持ちはわからないでもないですしね。

 

でもやり切っている人の多くは最初から失敗はするものだと思ってますし、物事を始めるスタート地点から違うんだと思います。

 

僕は富や名声を得ている人たちが羨望のあまり嫉妬される事になり、誹謗中傷を受けるというのは分からないでもなかったのですが、当時の僕は富も名声もさほど得ていない僕になぜわざわざつっかかってくるのだろうと疑問に思っていました。

 

でもやっぱり羨望が嫉妬になるという感情はおそらく「自分が求めていたもの」や「実現できなかった事」に対して湧き上がるコンプレックや敗北感から来るものだと思うので(もちろん僕にも悔しい思いなどはありますから)、そういう感情を引き起こしてしまうからなんだろうと考えるようになりました。

 

若い頃は全くそんな事は考えなくて、訳の分からない事をいう連中がいたらねじ伏せればいいだけだと思ってましたが(笑)、年を経るにつれて人生の厳しさを思い知ると同時に、それでも僕は自分のやりたい事を貫き通す事に意義があるという「生き方」において最も重点を置いているので、それがどうやらそこに共通する人間の共感も批判も得るのだろうと今は考えています。

 

でも大変申し訳ないのですが、僕にとっては自分が一番カッコよく生きているという事が大切なので、誰のいう事も今更この年で聞く必要はないというか、それでもいう事きかせたいなら莫大な資本か強力なコネクションをお持ちいただかなければ無理かと思うのです(笑)

 

正直ほっといて欲しいですが、ほっとかれても寂しいでしょうからそういった意味でも今はとても充実しています👍

 

好きな事が仕事になったという人の殆どが無意識でそうなっただけであって「好きを仕事にする」などと言ってる時点でならない気がします。

 

まぁとにかく人にとやかく言われてナンボの世界である事は認識しているのでどんな事も楽曲の肥やしにしていこうと思います✨