●もし、ディラックの理論を深刻に取ったら‥
こんばんは。 綿貫 憲です。
独自の精神と物質の統合プロジェクトを進めています。
ノーベル賞受賞したスティーブン・ワインバーグは、
かつて、こう書いています。
「私たちの間違いは理論を深刻に考えすぎることではなく、十分深刻に考えないことだ。」
もし、ディラックの理論を本当に深刻にとったら、
どういうことが言えるのか、
実は考え続けています。
特殊相対性理論と量子力学を結び付けたディラック方程式。
量子力学の自然な拡張は、反粒子の存在を予言し、
空っぽの空間をはるかに豊かな構造にしました。
そして、その真空の構造からの
仮想粒子の寄与を含めた理論計算、
例えば、水素原子スペクトルの理論値は、
科学のあらゆる分野で最も精密な予測、
なんと、10億分の1以上の精度で、
実験との一致が確かめられています。
このディラックの理論を本当に深刻に取ったらどうなるのか、実は面白い展開があり、ひそかにこの研究に注力しています。
素粒子の散乱を通じて基本粒子の性質を調べる素粒子物理では、基本粒子の性質にのみ注意が向けられ、
「真空」が自明な概念でないことが忘れられてしまいがちです。
そこで、場の量子論における真空の重要性(非自明性)とその精神への応用は、非常に奥の深いテーマです。
フェルミオンを記述する理論は、ディラックによって、1926年に提案された。
その理論は、負のエネルギーを持つ解が含まれており、
負のエネルギーの粒子が増えれば増えるほど、系のエネルギーは低くなり、真空が不安定になる、
そこで、全ての負のエネルギー解が詰まった状態を真空と定義した。
ディラックの海と呼ばれる。
ここで注意することは、1つのフェルミオンの相対論的量子力学を考えることで、必然的に多体系の理論、場の量子論に導かれることです。
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