1日に必要な食物繊維は年代によって異なります。最近は食の欧米化や、インスタントやレトルト食品の普及で日本人の食物繊維の摂取量は大幅に低下しています。1940年代には1日の摂取量が30g近くあったのに対し、現代では半分の13gしかありません。


1日の目標目安量は成人1人あたり20~25gが理想とされていますが、この目安量が現在の日本人にあまりにもかけ離れていることや年齢や性別、生活環境によってさが激しいので、日本人の食事摂取基準(2010年版)では目安量の前の達成基準として当面の目標量を設定し、18歳以上の1日の食物繊維の摂取目標量を男性は19g以上、女性は17g以上としています。


年齢別での食物繊維の目安量と目標量は、18~29 歳の目安量は男性が27g 女性は 21g、目標量は男性が20g女性が 17g、30~49歳の目安量は男性が26g女性が 20g、目標量は男性が 20g女性が 17g、50~69歳の目安量は男性が24 g女性が19g、目標量は男性が20g女性が 18g、70歳上では目安量は男性が19g女性が15g、目標量は男性が17g女性が15g必要と定められています。


現在この目標値が達成されているのが70歳以上だけで、女性は目安量にも到達していますが男性は目安量にはわずかに足らず、他の年代は目標量にもと届いていないのが現状です。


食物繊維はかなり意識しないと摂取することが難しく、普段の食事ではどうしても不足しがちです。例えば白米1膳(150g)では食物繊維は0.75gしか摂取できません。100gでは5gも食物繊維が含まれているごぼうも、ごぼうサラダとして食べると食物繊維は3g程度ぢか摂取することができず、間食のお菓子をやめて食物繊維の豊富なオートミールにするか、サプリメントで補助することで目標量を摂取する必要があります。


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