1985年 昭和60年 9月30日
日本国有鉄道(国鉄)
1987年 昭和62年 4月1日より
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に民営化

赤羽駅~大宮駅間に
『通勤新線』が開通した

正式線路名称は
「東北本線 (東北本線 別線)」

路線愛称名は
『埼京線』

赤羽駅からは
全ての電車が
「赤羽線」の池袋駅まで乗り入れた
大宮駅からは
一部の電車が
「川越線」の川越駅まで乗り入れた
これにより、川越線は電化され、日進駅まで複線化された
気動車から電車になった事でスピードアップされ
大宮駅~川越駅間
の所要時間は10分短縮され、30分から20分になった

『埼京線(愛称)』の開通により
池袋駅~川越駅
が一本で繋がったわけだ

当初予定されていた
大宮駅から、高崎線 宮原駅まで乗り入れる
「宮原ルート」はいつの間にか消え
川越線 川越駅まで乗り入れる
「川越ルート」になった

武蔵浦和駅周辺と宮原駅周辺に建設予定だった車両基地が、用地の買収ができず不可能になった事が最大の理由であるようだ

東武鉄道 東上線
への対抗策であったのかは不明である

後に
「湘南新宿ライン」
が開通した事を考えると、これはこれで良かったのかもしれない

『埼京線(愛称)』はその後
新宿駅・恵比寿駅・大崎駅・まで延伸された
(新宿駅延伸は、1986年3月3日
恵比寿駅延伸は、1996年3月16日
大崎駅延伸は、2002年12月1日)

「大崎駅~池袋駅間の正式線路名称は、山手線(山手貨物線)」
である

更に
「東京臨海高速鉄道 臨海副都心線」
(路線愛称名は、りんかい線)
の全線開通により
2002年12月1日
大崎駅より
一部の電車が
「東京臨海高速鉄道 りんかい線(愛称)」
新木場駅まで乗り入れた
(新木場駅~東京テレポート駅間は、1996年3月30日開業
東京テレポート駅~天王洲アイル駅間は、2001年3月31日延伸)

これにより
「東京臨海高速鉄道 りんかい線(愛称)」
新木場駅からJR川越駅までが
一本で繋がったわけだ

当時
東京臨海新交通 臨海線
(路線愛称名は、ゆりかもめ)に押され
利用客数が延びなかった
「東京臨海高速鉄道 りんかい線(愛称)」
大崎駅までの全線開通と埼京線(愛称)との相互の乗り入れにより
客数はぐんと伸び、双方にメリットがあった


其ノ弐に続く


弐千弐拾年拾月壱日


岩瀬憲太郎