今日は父は1日仕事。

朝から母はリハビリが入ったりしてたのだが、運動療法で階段の昇り降りができるようになってきていた。
ここの病院、Drも看護士もなかなか信頼できなかったが、リハビリの担当の方々は一生懸命してくれていた。

1日中病院に居る時は母のリハビリ時間を利用して、自分のご飯を買ったり、おむつを買いに行ったりしてた。今日も母のリハビリが終る頃には母の病室で母を待っていたのに、なかなか帰ってこない。

1Fのリハビリ室まで見に行ったけどいない。。
するとリハビリ室の脇にある売店で母が何か買っている様子。
お財布は持たせてないので、なぜ?と思うと傍には運動療法の担当者が困った顔して立ってる。
PT「はい、○○さん、もう行きましょう」
母「いやいや先生、私買い物があるから、先に行っていいよ」
PT「いやいや、それじゃ困ります」
母「なんで、困るの?」
と押し問答。
やっぱりPTの担当はPT専門なんだね、こういう時心理の担当者ならうまく気をそらせるような気もするけど。
PTの担当者に「私がついているからいいですよ」と言い、母に声をかけた
さくら「母~なかなかリハビリから戻ってこないから心配したよ。どうしたの?」
母「あ、さくら~!もうすぐ転院するのに飛行機乗るでしょ?その旅の時のお菓子をね、買ってたの」
誰だってそういう気持ちになるし、ここは押さえつけても多分動かないと思ったので、母と買い物を楽しんだ。あめ玉とかガムとかスナックとかそういった類の買い物。
久しぶりに買い物を楽しんで満足したのか、とても満足気に部屋に戻った。

が!!
夕方頃になると駐車場を窓から見渡して「うちの車がある。お父さんが来たんだ!迎えにいく~!」
と言い出してきかない。
もちろん父が来るにはまだ時間があるし、車もないのだが、何度説明してもだめ。
実際駐車場まで行けば気が済むかと思ったけど、それもだめ。
強行突破だったけど、母をぎゅっと抱きしめて「父が来たらちゃんと連絡がくるからそれまで部屋で待ってよう」といってもだめ。。。
そのうち「家に帰る」と言い出す。
だめだめ、と言っても逆に反発してしまい、お互いムキになることで感情が高ぶり、母を興奮させてしまうだけとわかっていたけど、今回だけは、なだめても無理だなと思い、母の腕をとって、さっとエレベーターに乗せ外の見えない病棟を散歩し、関係のない話をしながら、何とか部屋までたどり着いた。。。

時々母の行動の転換の早さ、遅さ、執着に戸惑っていたけど、この時は一番母の病状を大変だと思った時だった。周りには誰も助けてくれないし。看護士さんは家族がついてるからと母の居場所を確認しようともしないし。
泣きたかった。

この日、10/6の飛行機の予約をとり、すこしずつ実家にある母の冬服を準備し始めた。
飛行機、Drは大丈夫って言ったけどやっぱり気圧の関係があるから心配。