『ALWAYS 三丁目の夕日 '64 3D』
(C) 2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会
2005年、2007年に続いて、5年ぶりの続編です。
しかも今回は、あのアバター同様に“リアル3D”なのだそうで。
あれ?これまでの三丁目って3Dじゃなかったんだっけ?
と思わせるほど、昭和の街を再現したグラフィックは素晴らしかったですね。
本作への期待も自然と、膨らみます…
まるで昭和30年代にタイムスリップしたかのようなVFXによる映像は、
三丁目シリーズの大きな魅力のひとつですね。
その、リアルな街並みづくりに“リアル3D”が多大な貢献をしています。
観客を驚かせるような、飛び出る3Dではなく、
とことん当時の風景の、よりリアルな再現にこだわったがゆえの
奥行きを表現するための3D化という判断なのでしょう。
アバターのような、架空の世界を造り出すための3Dではなく、
過去の世界に観客を誘うための3D…
決して派手さはないのだけれども、
あの東京タワーが見えて、鈴木オートや茶川の駄菓子屋がある三丁目の商店街に、
すんなりと入っていける…
これからこの映画を体験する方には、ぜひ3Dバージョンをオススメします。
(C) 2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会
このシリーズのもうひとつの魅力は、それぞれキャラが立ってる登場人物たち-。
出てくる人の個性はさまざまなのだけれど、不思議とみんながいい人で、
みんながとっても素敵にみえる…まさに三丁目マジックですね。
「この映画のなかの小雪が一番好き」なんて人、多いんじゃないかなぁ。
ハリーポッターなどとは違い、映画オリジナルの脚本だから、続編制作に際しても
自由に設定を決められるのが強みですね。
東京オリンピックの開催する昭和39年、というのは狙っていたのかもしれないけれど、
子役だった須賀健太や小清水一揮が、リアルに成長したままでの出演が叶ったわけで、
ファンにはうれしい限りでしょう。
淳之助は予想以上の“成長”を魅せてるし、
いつも何か練習してる一平は…なんとエレキギター(しかもモズライト!)だし~♪
おっと、忘れちゃいけないのは、堀北真希演ずる、六ちゃん!
今回の“主役”といって、いいでしょう。
女優・堀北真希が最も美しく、魅力的なのは、この三丁目シリーズであると、断言しても良いでしょう。
エンディングは、今回もBUMP OF CHICKEN…
やられました。
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