アメリカン・ポップ・アート展 | デザインにキートス!!KiiTOS!!!

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先週までの暑さとは打って変わって肌寒くなり、
見事に夜の寝冷えにやられて鼻を垂らす始末で、
ついに今日はカーディガンを羽織ってしまいました。

皆様もお気をつけ下さい鼻たれ

さて今日のお話はまだ暑かった頃に行ってきた
アメリカン・ポップアート展です。

アンディ・ウォーホールを始め、
ロイ・リキテンスタイン
ジャスパー・ジョーンズ
アメリカン・ポップアートの巨匠の作品が一堂に会して見られるチャンスです。


ポスターも数種類の絵を基に作られていたので、
リキテンスタインの"VAROOM!"と一緒にぱちり


この人はアメコミをアートの世界まで引っ張り上げてしまった人ですねパレット

会場内には様々な作品が実物やリトグラフで展示されているのですが、
やはり実物を生で見ると迫力がありますね!
映画を3Dで観る様な?
というか、スポーツを会場で観戦する様感じでしょうか?!

僕の一押しはロバート・ラウシェンバーグ
ネオダダの作家の一人ですが、
コンバイン(結合)・ペインティング」と呼ばれる、
筆で色を塗り付けたキャンパスに写真を貼ったり、
自転車等の物体と一緒に創り上げたりする作品が有名で、
キャンパスに、ただ絵の具を雑に塗っている様な絵なのですが(笑)、
そのかすれ加減と、色の抑えめのトーンカジュアルで、
配色がポップな当たりが個人的に好きなのです。

また、考え方にちょっと共感する部分もあり、彼は自分の創作目的は
「芸術作品をつくることではな く、芸術と生活の橋渡しをすることだ」
と語っており、また
「芸術も生活も作ることはできない。われわれは、その間の、
定義しようのない空隙で仕事をしなけ ればならない」
と述べている。(from wiki)

だそうですが、
僕も”デザイン”のお仕事をしていると言っても、
デザインと言うよりは“仕事”の方に重点があると思っています。
ので、
みなさんがお店を作る時にデザインへの橋渡しが出来たり、
内装や建築用語の通訳になれたら、
と思ってます。
そのため、芸術作品ではないですし、
最終的に良いお店と言うのは僕らが造る物ではなく、
その後の運営による物なので、
僕らは何を造った、と言う事も無く、皆様のお手伝いに終始する、
と感じています。

そんな辺が「定義仕様のない隙間の仕事」との言葉に妙に納得してしまいました。

なんだか込んだ話が長くなってしまいましたが、
この作品展のもう一つの面白さはなんと言っても個人コレクションと言う所すげ~
ジョン&キミコ・パワーズ夫妻の所有物なのです。
一度でいいからそんなお家にお呼ばれしたいものですニコちゃん

こちらは国立新美術館で開催されているのですが、
建物の曲線硝子使いが綺麗であったり、
休憩スペースの椅子も可愛いデザインなので、
施設も楽しく見学してみて下さい。


外観


2Fから


休憩スペース


でわ。