3月3日、無事に看護学校を卒業し、賞まで頂きました。
今まで支えてくれた先生たち、クラスメイト、3回生のみんな、両親と息子、友だち、妹と弟、かかりつけの先生、リハの先生たち...
この4年間、本当にたくさんの人に支えられてこの日を迎えることができました。
本当にありがとうございます。

1年生の時、入学して2ヶ月で脳梗塞を発症し、座ることもできなくて寝たきりになった日。
もう3回生のみんなの所に戻ることはできないんだと、誰もいない病室でいつも1人で泣いていました。
身体が動かなくなったことよりも、1人だけ置いていかれることの方が、ずっと悲しくて悔しかったのを今もはっきりと覚えています。

こんな身体で看護師なんてなれる訳がないと、学校を辞めることを考えていた時、遠くの病院まで先生たちがお見舞いに来てくれて、復学できるようサポートすると言ってくれました。
あたしは純粋に看護師になりたかった訳じゃないし、こんな身体でそこまでして...とも思ったけれど、こんなあたしを受け入れると言ってくれる先生たち、復学できるよう先生たちに掛け合ってくれている母の姿を見て、その期待に何とかして応えたいと思い、復学を決意しました。
だから先生たちがお見舞いに来てくれてなかったら、今のあたしはいません。

大好きだった3回生のみんなの背中を見ながら過ごす学校生活は少しさみしかったけど、元気であったかい4回生のみんながそれを支えてくれました。

卒業した今も、看護師になりたいかと聞かれるとそうじゃない。
勉強も実習も全力では取り組まなかったし、全然がんばれていなかった。
それでも続けてこられたのは、学校を卒業すること、看護師免許を取ることが、あたしを支えてくれているすべての人への恩返しになると思っていたから。
念願だった服飾の専門学校も結婚も途中で辞めてしまったけれど、これで少しは恩返しができたかなと思います。
これからもいろんな人に支えてもらうと思いますが、どうぞ末永くよろしくお願いします。
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