お久しぶりです、ローズです。あれよ、あれよと言う間に、明後日はキョコ誕じゃないか~!!っていう心境です。頑張って書こうとは思ってます。

今回はいつもより短めです。

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「それじゃあ、敦賀さん、社さん、行ってらっしゃい。」

キョーコが玄関で二人を見送る。

「うん、行ってくるよ。」
「またね、キョーコちゃん!」
「はい、お仕事頑張ってください!」

笑顔で見送られた蓮たちは歩きだし、彼女の手によって玄関のドアはしまった。

「うふっふふ。蓮くぅん~?」
「……。」

途端にニヤリと笑う社に、蓮は沈黙し、

「どういう事か、お兄ちゃんは説明してほしいな~?」
「……。」

彼の質問に答えようとしない。

「お兄ちゃん、早くキョーコちゃんのこと言ってくれたら、朝飯を二度も食べることにはならなかったのにな~?」
「っ…。」

キョーコが蓮と住むようになってからと言うもの、彼女は蓮の分の朝ご飯を用意していた。

そんなキョーコの心遣いを断ることなど蓮に出来るはずもなく、かといって、いつも朝ご飯を一緒にとる社に彼女のことを話すと厄介になるため、結果的に朝ご飯を二度も食べることになっていたのだが、本人はほっとくと平気で2日は何も食べようとしないと言う胃袋のもち主で、食べる量も女性並み…。

その原因は、子供時代の食生活にあるのだが、そのせいで蓮にとって食事はただ身体を保つ行動と考えているようである。

「それにしても、おいしかったな~。キョーコちゃんの朝ご飯!玉子焼きがふわふわでさ~!」

社は何だかスキップしそうな勢いで…いや、スキップしながら前に歩く。

「キョーコちゃん、料理上手なんだな~。」

ちりめんじゃこのおにぎりに玉子焼き、味噌汁という定番だったが、特に玉子焼きは美味しく、社は彼女は料理上手だと判断した様子。

「いいお嫁さんになりそうだよな~。ああゆう子は本当に貴重だよ、ホント。お前が惚れ込むのも、よく分かるよ。頑張って落とせな?お兄ちゃん、応援するから。」

にこっと笑って、社は蓮の肩をぽんと叩くが、

「…ついでに俺で遊ぶんですね…?」
「よくわかってるね、蓮くんは。」

ニヤリと笑う彼に、蓮は自分が遊ばれる姿がたやすく想像できて、遠目をしたのだった…。