随分、放置してた魔人さんリクです。これが私の限界でした…ヤンデレが嫌いな方は戻ることをオススメします…


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初めて“好き”だと言われた。

それは子供の頃から、求めていたものだった…。

だけど…。

「ご…ごめんなさい…つ…敦賀さんの気持ちには…応えられません…っ。」

私はあの人からの想いから逃げたのだ。

彼の気持ちを受け取れるほど、私はもう強くなかった…。

ううん、違う。

元々、私は弱かったのだ。それを笑顔で必死に隠してただけ…。

こんな弱い私は敦賀さんに相応しくないし、容姿だってなんだって…。

だから…後輩でよかった。

後輩として側に居られれば、私はそれでよかったのに…。

もし、敦賀さんが他の女性のモノになっても、笑顔で良かったですねって言えるように覚悟をしていたのに…。

そのせいで、どんなに胸が引き裂かれる気持ちになっても、構わなかったのに…。

なのに…どうして…。

「…好きだ。好きなんだ、最上さん…。」

その夜、私が必死に守ってきた彼との関係は、彼の告白で一瞬で砕け散った。

彼の告白に喜ぶ気持ちなんて1ミリもなかった…。

あるのは恐怖だった。彼が私から離れていくと言う恐怖。

恐怖で身体が震えた。でも、彼も震えていたから、気づかれてないと思う。

彼の気持ちを受け取っても、受け取らなくても、私にとって結果は同じ。

きっと彼は私から離れていくから…。

だったら…だったら、傷が浅いほうがいい。

彼の気持ちを受け入れて、彼の愛を知ってしまったら、彼が離れていった時に、私はもう耐えられないから…壊れてしまうから…。

私は逃げた。

逃げるしかなかった。それから、がむしゃらに仕事をした。

演技をしているときは、敦賀さんを忘れられるから。

社さんと社長さんから、敦賀さんにあってくれないかって頼まれたけど、断った。

そんな勇気ない。どこにもそんな勇気はないの。

許して。

許してください。弱い私を許してください…。

「…ゆるさないよ。もう一生、ゆるさない。だから…だから、ずっと一緒にいようね…?」

懇願していたら、そこで私の意識は途切れたのだった…。









ああ…長い夢を見ていた。私がまだ自由だったころの…。

「…愛してる、キョーコ…。」

そう言って、貴方は私にキスする。

私が足を動かす度にチャラっと鎖の音が耳元に届くけど、今の私はもう気にしない。

「ずっと…ずっと、永遠に一緒にいよう。君がいれば、俺は何もいらないから…。」

彼の言うことは本当だと思う。

夢みていたハリウッドからの依頼を蹴ってしまったらしいから。

「本当に何もいらないんだ…。」

たまに彼は自分に言い聞かせるように呟くときがある。

私はあえて無視する。無視すれば、ずっと彼は私から去ることはないから。

彼も相当病んでるけど、私も同類だ。

“好き”なんて絶対に言わない。それは彼と私を離す“鍵”だから。

もう一生、許されなくていい。

こんなに幸せな日々なら…。



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あとがき

�(°△°;)

あ、あれ…?

お、可笑しいな…?

こんな予定じゃなかったのに…。

たぶんアム○○アの〇〇〇の影響を受けてると思われry

ハッピーエンドはどこにいったのだ(°□°;)

と、とりあえず、放置で!!


ローズ