辛いことがあったからと言って

辛い顔を出来る年齢はとうに過ぎた


誰かに甘えたり、頼ったり

助けを求めて良い歳でも、ない



こうなる意固地もまた歳のせい




おかしなもんだね





子供の頃にはしなかった不実を犯して都合良く生きて、


良い訳を大量に用意している癖に

こんなに痛いとは






だけど、あれだよ




「変化」は以前わくわくするものだったよね?



それを、いつから恐れるようにったのだろう?




きっと、守るものが出来たからだ




「観る前に飛べ」と

私はいつも言う



観たら怖くなるから

臆病者の最期の策だ



それを

私も

実践して見せる時が来た


ただ、それだけのことだ


今まで何度もやってきた


まだ、やれる




兄さんに相談は、しない



帰ってくる答えは分かっているから



「頑張れ」



あの人は必ずそう言うから



進むだけ



「頑張れない」などと死んでも言うもんか

「頑張りました」と報告するしか道はない




何でこうなったのか、なんてこと

知らない人にわざわざ告げる必要も、ない


私のするべきことに対して

時間が足りなかったなどという言い訳は

今言っても情けないだけだ


私の考えが甘くて

ご迷惑を掛けた人達がいた

その為の苦だ

出来ると思ってしたことが

全て出来た訳ではなく

取りこぼしたこともあった


そんなこと、出来る筈がない

と言った

友人の助言に無視をした


自分の力を過剰評価した

その報いを

今、受けている






兄さん


あなたはこういうこと、ありませんか?



良かれと思ってやったことでも

自分の位置を奪う結果になったりする


別に後悔などしていませんけれど


辛いことです



それもまた

呑み込んでしまえば

何てことないんですけれど



ええ

私、

そんなにやわじゃありませんし


今までのことを考えたら

屁でもないって感じです



だけど

それも女としてどうかと思いまして



ちょっとしおらしく

綴ってみただけのことなのです



どんなに面の皮の厚い戦士にも

痛点はあるのだと

ご存知頂きたく・・・・







さてと



これで少し自由になれた





次はどこへ行こうか?



あの頃のように

「変化」を楽しめるだろうか?