深夜にやっていたTVを見てから

一夫多妻制について考えていた



日本にも本妻と養女という形で

事実上の多妻制の生活をしている男性がいるという



それって、女性からしたらどうなの?

とまず考える



同居だよ、同居

昨日は私の部屋に来たけど、今夜はあっちなのね

なんてことがあからさまに分かるんだよ?


しかも

その本人と朝には顔を合わすって

一体、どういう状況??



日本人の頭では上手く呑み込めない




だけど世界の観点から言ったら

そんな民族も多い


優れた男性が多くの女性を養うことは

一種のステータスでもあり

若く美しい女性に貰い手が付かないよりも

経済力のある男性に嫁いだ方が

親としても本人にしても有難いことには違いない


また色んな遺伝子を組み合わせて

多くの子孫を残すことは

一族の繁栄を意味していて素晴らしいことだ



昔、アフリカ出身の男の子に家族の写真を見せてもらったことがある


やけにたくさん写っているので

「この人は?この人は?」と聞いていくと

「この人はママ、この人もママ。あ、この人は2番目のママの子」

そんな答えが返ってきて驚いた


「あなたを産んだママはどの人?」と聞くと

「この人。だけど、この人もこの人もママ。皆とっても優しかった」と答えた


彼はいわゆる日本で言うボンボンで

家族全員に愛されて裕福な幼少時代を過ごした

汚れなき男性だった



そういうふうに育った人を目の当たりにすると

そんな制度も悪くない

そう思う



日本のように

一夫一婦に縛られて、夜な夜な夫婦喧嘩をして

たったひとりの子育てにイラつき、ピリピリと過ごし

お受験がどうだとか、ご近所の子と比べたり

果ては「あんたなんて産まなきゃ良かった」

そんなことを言うくらいなら


どの子もあの人の子

皆で育てようという家庭の方が

生まれてきた子は幸せだし

どれほど愛あることか




つまり

一番のネックになるのは

女の嫉妬の問題だけなのだ



日本人でありながら

3人の奥様を抱える男性はこう言っていた

「誰かひとりを特別扱いすれば女性は必ず反乱を起こす。だけど皆平等にしてあげれば関係も上手くいく」



そんな簡単なことなのだろうか?



私は自分が第3夫人になったことを想像してみた


嫁いだ時にはもう既に2人の奥様がいて

自分は3番目


私は誰よりもあなたを愛しているのだから

あなたも私だけを愛して


これは良く聞く日本女性の言葉であり

私も少なからずそう思っている



特に私は男性に経済力や地位を求めない分

溢れる愛情を求める


貧乏でも平社員でもデブでもハゲでも何でもいい

誰よりも私を愛していると示して欲しい



結局、言うよね?

「私は3番目なんでしょう?あなたにとって」



これが最も日本女性らしく

日本女性の持つ、独特の固定観念

そして、独占欲だ



だけど

よくよく考えれば

独占欲は「愛」とは違う


こんなに愛しているから独り占めしたいの


これは「愛」とは呼べない

自己の欲求であって、相手の為では、ない



「愛」と呼ぶものは無償のものに限られる




そうやってシンプルに考えていけば

愛した男性に与えて欲しいものは

然程多くない


永遠の愛と子供を産む権利

その子に対する愛情

そして、いつまでも幸せなあなたの傍にいたい



さぁ、他の女なんて関係なくなりました


今夜、彼が別の女を抱いていても

私の寝室に来た時の態度次第で

感じるものは大きく変わると思う


特別なものを与えられていると感じられるなら

この国の女性も

受け入れられる人は多いと思う



この妻とは、こう

この妻とは、こう

全ての妻の性格や、癖

気持ちの流れや、性癖や

心の有り処を掴めるのなら


何人女を抱えても

あっぱれだと私は思う


その上、自由に産ませた子供達を全て平等に愛し

成人するまでの養育費を賄えるなら


こんなに理想的な男性はいない



うん。

第3夫人でもいいかも




この国にいて

多妻なんて

世の男性はハーレムのようなものを想像し

羨ましいと思うかも知れないが



その裏の苦労と言ったら

半端ないと思う



経済力は勿論のこと

精力、気遣い、相手を労わる優しさ

サービス精神、時にはサプライズ


たったひとりの奥様に手を焼いている男性が多いというのに


それをやってのけるなら

そんなのも、あり



かなぁ?





そんなに望まれてみたいものだ