何やらTVでは

嘘吐き研究者の話で持ちきりだ


妄想しちゃったんだろうか?

お気の毒なことだ





集団和太鼓のパフォーマンスを見ていた

動画サイトで

何故か血の騒ぐこの感じは

やはり私が日本人だという証なのだろうか?



特に愛国心もなく

米も味噌汁も湯船も苦手な非国民みたいな女ですが


時々、こういうことを経験する



例えば

津軽三味線

じょんがら節などを聞くと、胸が燃えるように熱い


それに

南中ソーラン

あの踊りを見ると泣けるのは何故だろう?



歌舞伎も雅楽も、落語も概ね好きだし

能はいつも舞台を見に行きたいと思いつつ

機会のないまま持ち越している私の課題だ



日本の古くからの音楽は潔くて良い


覚悟。つまり

腹の座ったその感じ

何にも流されない頑なさが伝わってくるから




そこまで鍛錬するのに、どんな努力が必要だったのか

それを継承するのに、どんなに重いバックボーンがあるのか

それを全て呑み込んで立つ表現者達の美しいことといったら!




日本人は実にそれが得意だ


その心のキビが

伝わるから感動するのかも知れない






だけど


ふと思っちゃったんだ




私は過去のまいけるじゃくそんが

MTVかなんかのアワードでした

集団パフォーマンス


ピタリと合った一糸乱れぬダンス

乱れぬ筈なのに光るまいける


大勢の中にいながら

その秩序の中で精密に繊細に表現していく


彼がソロでパフォーマンスをする時よりも

全員で揃った時の方が歓声が多いのは

きっと私と同じような理由で

皆が感動しているからなのだろう



前出と同じことだ

彼が主役でありながら

その立場に浮かれることなく

厳しい鍛錬を長いこと続けてきた結果


その巨大ステージ

世界を相手に表現するというプレッシャー


そういうことを全て呑み込んだ彼のパフォーマンスには

覚悟があり

愛がある

そのストイックさはアスリートと呼んでもいい



そこに感動するのだろう






ああ。


和太鼓や三味線に感動して


やっぱり私も日本人。

血には抗えないのね、なんて

ちょっと悦に入ってたのに


どうやら、そういうことではないみたい








子供の頃、


遠くから盆踊りの太鼓の音が聞こえると

妙にテンション上がったりしませんでしたか?



それは日本の音楽が好きだった訳ではなくて


ただ単に出店のものを食べられるとか

楽しいことがありそう、という

いい加減なものだったのかしら?



パブロフかよ





何だか自分が


安っい人間に思えてきました










私は一体、どの国の人?



どんなルーツ?




その魂、持ってる?











それに答えが欲しいだけなのかも