ネットの接続が非常に悪い


書きながら聞いている某動画サイトの曲が

ガタガタしていて若干酒がすすむ


早めに書き上げてしまわないと

とんでもないことを書いてしまいそうだ




「あの記事読みましたよ」とリョウは言ってくれたが

「ああ、私はまだ読んでない」と答えた


何が書いてあるのか怖くて読めたモンじゃ、ない


開いたらもぁ~んと白い煙が立ち込めて

婆さんになってしまうかも知れない


私はいつも酒を飲みながら書く為

最後まで覚えていないのだ


余程酷い場合は「削除した方がいい」と友人が教えてくれるので

最近ではそれにすっかり甘えている





先週

丁度一週間前

私は長いこと会いたくて、会いたくて

夢に見る程会いたくて


どんな方かと妄想し、自分なりの憶測も加え

昔の文通相手を想うように想っていた人と

ようやくお会いすることが叶った



彼も私と出会ったことを記事にしていらしたので

それに事細かに感想を述べようと思っていたが


所詮、無理なのだ


私と彼は、真逆な人間だから


だから

感想文方式でいく


感想文とは本来

その感想をストーリーを追って感じたことを書くものだが

小学校の時の先生は言ったのだ

「読んでいる人に内容なんて伝わらなくてもいいの。あなたがどう感じたかを書けばいいのよ」


だから彼の記事の感想というよりも

彼と出会えた感想を


書こうと、思う





まずは、私達を引き合わせてくれたリョウに

最大の感謝を送る


愛してるよ




会いたい人に会いに行く時にすることを

私は全てやった

馬鹿みたいに


まず

体は血が出るかってぐらい洗ったし

色んな毛を剃って、パックもした

勿論勝負下着だったし、胸も寄せた

爪を磨いて、マスカラを塗り

付けマで悩んで、あえてやめた

香水も同じく

髪の色を変えて、服を選んで、靴を選んだ

楽しかったなぁ



だけど、ぜーんぶ

無意味なことだと

分かってた

分かってて、やってたの


私にとっては、儀式みたいなモンだった


分かって欲しいのは

「私って、綺麗でしょう?」じゃなくて

「私を好きになって。女性として」じゃなくて

「こんなに楽しみにしてました」だったの


それも

自己満足満載の!!





やっと会えたその人は


とても素敵な人だった



「普通のオッサンです」と言っていたので

「普通のオッサン」をモロ想像していた


スーツとか着て、髪に何か臭いモン塗っていて

ちょっとレトロな匂いがして、そこが良い、みたいな

色々コアなこと喋りだしたり、今時聞かないような駄洒落言ったりする

そういうオッサン

酔ったら頭にネクタイ巻いちゃう的な?

そういうの、嫌いじゃないし



だけど、違った



若かった



お洒落だし、スタイル良くて

サラッとしてて

ああ、オッサンて概ねねとっとしてるけど

彼は色んな意味でサラサラで

背高くてイケメンで

歌声も良かった


ああ、何かまた

腹立ってきた




私は「女」として見られることに、慣過ぎている


「男」として相手を見ることにも





最初、リョウの隣にいる彼を見た時

途端に好感を持ったこと

嗅ぎ分けたこと


「女」の感覚でやってしまったことに

心の中で舌打ちを打った



これはリョウと初めて会った時もそうだった


またやっちまった馬鹿な私



一度に3人のイケメンと新宿を歩く私

女1人に男が3人とは、豪勢な夜だ


いつもなら

「ほら、私イケてるでしょう?」

そう思ってもっと胸を張って闊歩出来ていた


それが何だ

この感覚は??


「すんません、何か部外者なのに入っちゃって。謙虚にしてますから、私のことはどうかお気になさらず・・・皆様、今夜はどちらへ?あの・・・末席で良いので、よ、よろしいですか?」てな感じだ




だけど

居酒屋へ落ち着いて

色々な話をするにつれ


以前からずっと感じていた彼の人間的な魅力に気付くことが出来た



「ああ、こういう人だから、ああいうことを書くんだ」

「面白い」

「やっぱこの人、面白い」


私は彼の首から下がるクロスのネックレスや

Tシャツに書かれたスペルを読みながら

目の前に座る人の「そのまま」を受け入れたいと思った



私はどっぷりと

彼が好きになった




出会いに、感謝




私では不得意で至らない発想を彼はくれる


今まで埋まらなかった精神の穴に

彼のロジカルな考えが論理的な答えをくれたりする


だけど人って、そうじゃないでしょ?的な言い分にも

彼なりの解答をくれる


面白い

実に、面白い





リョウ達と別れて、二人きりになった時


私はずっと考えていた


人を好きになった時、概ね考えることだ




「私、ガッカリされてないかしら?」

「嫌われてないかしら?」



恋愛じゃなくたって

思うものなのです



そう思ったら

言いたいことなど途端に言えなくなる


評価が怖いから




あなたは自分が「臆病」と書いたが

偉そうに記事を書き散らかす私でも

こう思うのです



人が好きだから

人と関わりたいから

人に好かれたくて

願わくば、愛されたいから



次の店でも酒を煽り

私は薄っい酒に何度もトイレに行き

隣で良い声で歌う気持ち良さそうな彼の声を聞いて

逆隣のこれまた良い声のオッサンを見付け

しばらくお話してみたのだけれど

何か、おかしな内容のお話で

私には全く共感出来なく

だけどとにかく良い声だから最後まで聞いていた


こうやって私は今まで選択を違えてきたのだと実感し


帰って行くオッサンを見て

「私を振ったわよ?あの人」と彼に言えば

嬉しそうな高笑いが聞こえた



あなたはまるで女友達



私の古くからいる

親友のよう




だけどネガティブ思考はお互い様で

思ってしまう

「こう思っているのは、きっと私だけなんだろうな」




だから

朝、別れ際のハグは嬉しかったなぁ


少なくとも

嫌われてはいないんじゃないかなぁ?の地点までは思えたから



私は良くハグをする

仲の良い友人はおろか

ネット関連で出会った人にも

会いたくて、会いたくて会っているのだから


会っていた時間が楽しかったのなら

それを示そうとするからだ



楽しくなかったら、決してしない



だけど

お相手の好みを考えると、迷う場合がある


リョウの時もそうだ


ここで抱き付いたりしたら、気持ち悪いだろうな


そう思えば、もう出来ない

だからせめて握手を求める



その通例通りにまた言った

別れ際

「握手してください」


その手の大きさ

爪の形

「女」の私はしっかりと覚えましたよ


そんな

きっと彼らには気味悪いだろう女心を持て余している

私を彼は爽やかにハグして

礼儀正しく送り出してくれた




そりゃ、女に惚れられても

文句言っちゃ、ダメ




覚えていないかも知れないけどね!!!







以上、

語り尽くせない感想は

この辺で終わります


いらんこと書かんうちに閉じたい







リョウと姫ともうひとりのイケメンのことは

ご迷惑になると困るので、お名前は出さない

だけどフォロー有難う御座います

何か、私が色々踏み込んだら

泡になって消えてしまいそうな儚さを感じたので

上手くお話し出来ませんでした

そーっとつぶやきます






で、姫?



「これから姫って呼びますから」と言ったら

「良いよー」と笑っていたけど



「冴さん」て下から目線はもういらんです


私は大抵、一回飲めば誰でも呼び捨てしちゃうんですけど


姫はいつまでも「冴さん」って呼びそうで怖いです


下から見んといてください

同い年じゃないっすかー!!



「自分は3月生まれ・・・」とか聞いた記憶もありますが


無駄な抵抗せんと

どうか私と肩を並べさせて下さい







あなたを少しだけ知って

もっと知りたくなった



男と女じゃなくて

人と人として



あなたが記事に

「自分は臆病」だと言うから



私も本来なら書かずに思っているだけのことを

晒してみました




ロジカルな表現など出来ない

「感情」が全ての女には

これが精一杯



またお会いすることがあるなら

お願い!またあの店に連れて行って!!



それから自分で金出すから

もっと濃いもの飲ませて


本当に酔ったらおかしなところでおしっこしたりするから

それをあなたが叱って





そんな関係になれたら







嬉しいなぁ