マイ・ハズバンド | 天使のエッセイ

マイ・ハズバンド

 

わたしは若い頃かなりイケイケで、

 

セクシーな装いをして、たくさんの男性とデートしたり、

彼氏としてお付き合いした人たちとかも何人かいた。

 

 

わたしは夢を追ってふらふらしてたけど、

 

彼氏や、デートした男性たちは、

みんなそれなりにちゃんとした人たちばかりで、

 

しっかりしたキャリアを持ったジェントルマンで、

わたしをしっかりとエスコートしてくれるような人たちがほとんどだった。

 

 

甘やかされたお嬢様だったわたしはなんでも極上のものを好んだし、

 

退屈なことが大嫌いで、

いつも外へ出てなにかエキサイティングなことをしていないと気が済まなかったけど、

 

そんなわしの贅沢でわがままなニーズを満たしてくれる人たちが多かった。

 

 

 

ところが、わたしが最終的に夫に選んだ人は

 

それとは正反対のタイプの人!

 

 

父親のミュージックストアで働くミュージシャンで、

 

お金ない!

クレジットカードない!

銀行口座すら持ってない!

 

外食や娯楽のための外出など

家族ともほとんどしたことないみたいだったから、

デートで外出することも少なかったし、

 

もちろん、エンゲージリングのダイアの指輪とかも

あり得ない。

 

バケーションの旅行も。

 

 

そういうのに拍子抜けすることも

正直、確かによくあったんだけど、

 

それでも彼はほかにはいない特別な人だったから

わたしはあえて彼を選んだの。

 

 

お金のことだとか、ライフスタイルだとか、

不安はいっぱいあったけど、

 

まだ二人とも若かったし、

何とかしていけるだろうと思っていた。

 

 

 

彼がほかにはいない特別な人だと感じたのはなぜなのか?

 

 

 

彼は愛せる人なのだ!

 

そして正直なのだ!

 

 

 

「それだけ?」って思う?

 

これってできる人少ないんだよ。

 

 

わたしが付き合っていた人たちでも高価なギフトやディナーはくれても、

わたしの心には寄り添ってくれない人たちが多かった。嘘つく人も。

 

 

若くて可愛い(?!)アジアン・ガールだったわたしを

まるで自分の部屋のインテリアの一つと思っているように感じてむなしかった。

 

 

わたしが心がを満たされなくてごねると、

 

「これだけしてやってるのに、何が気に食わないんだ!」

 

・・・って怒って、夜中にわたしを家から放り出した人もいた。

 

 

あれもあげる、これもあげるって

わたしの気を引こうとする人たち。

 

「あげる」のリストが大きくなるごとに、冷めていくわたしの心。

 

 

わたしが欲しいのは「もの」じゃない!

 

 

わたしは愛と信頼が欲しいのに。

 

 

 

彼と結婚して、確かに苦労した。

 

彼は結婚後もあまり変わることなく、

私自身にもアメリカ暮らしは手におえず、

 

わたしたちは社会のルールを無視するような生き方を

いやでも続けなくてはならなかった。

 

 

ファイナンシャルの問題続き、不安の山!

 

 

やっぱり愛で結婚相手を選ぶって、

現実離れしすぎていたのかしらと思った。

 

選択を間違えて人生棒に降ったかなと思ったりもした。

 

 

 

けれども大病を患った今、

 

やっぱりわたしの選択は正しかったと確信した。

 

 

一番愛を必要とする、最も究極の状態の中で、

 

彼の愛がわたしを生かしてくれている!

 

 

愛を選んで間違いじゃなかった!

 

 

しかも、この事態になって、

彼は短時間の間にすっかり頼れる大人の男になった!

 

病院への細かな連絡

人とコネクトしながらの貴重な情報の収集

わたしの食事の支度やすべての家事

そしてわたしの心のサポート

 

すべてやってくれて、

 

わたしをまるで赤ちゃんのように丁寧に扱い、

大切にしてくれる。

 

 

 

健康なときはなかなか気づかないものだけど、

 

やっぱり人間間で一番大切なのは愛と信頼なんだよ!

 

 

 

今、わたしは彼と付き合い始めたころと同じように、

 

彼の愛の大きさに日々涙してる。

 

 

この感覚は本当にピュアで心地いい💗

 

 

 

愛がすべて・・・だよ!💖