わたしは透明人間じゃない! | 天使のエッセイ

わたしは透明人間じゃない!

 
わたしは今まで
いろんなことにチャレンジし、いろんなことをやって、
 
自分の夢などもたくさんかなえてきたのだけれど、
 
 
フォーカスが定まらず、ふらふらと、
 
あっちへいったり、こっちへきたり・・・・・
 
 
だからわたしはいろんなことができるのに、
 
最終的に何も形にしていないし、
 
固くつながる友達もいない。
 
 
・・・・・・そんなふうに思って、
ちょっと後悔したり、劣等感を持ったり、孤独になったり、
 
有名になった人だとか、自分のキャリアを全うした人、
自分の居場所をつくることに成功した人、
 
自分のミッションを持ち、いつも人に囲まれているような、
そういう自分の持っていないものを持ってる人たちに嫉妬していた。
 
 
 
ふらふらしてひとところにおさまらなかった自分は
世界や人々に忘れ去られ、
 
まるで透明人間のように誰の目にも映らない。
 
誰もわたしを知らない。
 
存在があるのに、ないような・・・・・
 
そんな自分になってしまっていると感じることが怖かった。
 
 
 
けれども最近、そんな自分の恐れは
アホみたいだったと思うようになった。
 
 
なぜならわたしにはわたしを愛してくれる人が
本当にたくさんいるのだと実感を持って知ったから。
 
 
 
通り過ぎていった人たちがわたしを忘れ去ると思っていたのは
わたしの思い込み。
 
 
過去は過ぎ去っていっても、
 
過去にわたしがしてきたことは
たとえ大きなことではなくても
ずっと何かしらの形跡や印象を残していくし、
 
過去に出会った人たちは
結構ちゃんとわたしを覚えていてくれるもの。
 
 
どこで、どうやって生きてこようが、
人と関わり合いながら生きてきた限り、
 
ひとりぼっちなんかじゃないんだ!
 
 
たとえ長い年月の間、つきあいはなかったとしても、
 
以前友達だった人たちとは再度つながり直した時には、
またすぐに愛し合える関係に戻れる。
 
自分自身が相手を愛したいとさえ思っていれば。
 
 
 
わたしは自分が癌であることを公に告知するかどうか、
最初は迷ったのだけど、
 
それをあえて告知することに決めたのは、
 
癌であろうが、なんであろうが、
いつもあるがままの自分を信じていたいと思ったから。
 
 
そしてそのわたしの思いは人々の心を動かし、
 
わたしにびっくりするほど数多くの
 
愛する体験、愛される体験を与えてくれた。
 
 
 
必ずしも昔のフレンドシップの再生だけでなく、
 
以前ちょっと出会った人との出会いなおしだとか、
 
以前の知り合いともっと深く知り合いたくなったりとか、
 
現在の友達関係がより深まったり、
 
壊れていた友達関係の再現、
 
わたしの話を聞いた人との新しい出会い、
 
エトセトラ・・・・・・
 
 
本当にいろいろなパターンがあったけど、
 
 
びっくりするほど数多くの人たちから温かく声をかけていただいた。
 
 
 
また毎日欠かさずメールして話しかけてくれる方とか、
 
実際に必要な支援をしてくれる人たちとか、
 
ダンススタジオの人たちからのサポートも感じるし、
 
 
本当にいろんな形で数え切れない人たちに
サポートしていただいているのを感じる。
 
 
そしてそれはまさしく
わたしが愛されているからっていうことだよね。💗
 
 
 
わたしを愛してくれないと思っていた親も友達も、
 
本当はみんなわたしをしっかりと愛してくれていたのだと
実感を持って知ることができたし、
 
病気は苦しくて嫌だけど、
 
この愛の体験をすることができたことは本当にありがたい。
 
 
 
わたしは透明人間なんかじゃなかった!
 
 
人を愛したいと思っているわたしを
人は決して忘れたりはしない。
 
 
ふらふらした人生の中の
ひとつひとつのシーンの中でわたしと一緒にいた人たちは
 
ちゃんとわたしを覚えていてくれた!
 
 
 
そしてそんな愛の体験をしたわたし。
 
 
もっと生きたい!
 
 
この美しい愛の世界でもっと愛を感じたい!
 
 
・・・・・そう心の底から思うようになった。
 
 
 
そう!
 
ここは美しい愛の世界。
 
 
わたしたちが愛することを望み、愛することを選ぶ限り、
 
愛は際限なくわたしたちの元へやってきてくれる世界。
 
 
この美しい世界をもっともっと味わいたい!