わたしに子供がいないわけ | 天使のエッセイ

わたしに子供がいないわけ


わたしには子供がいない。



・・・・・・以前はこの冒頭で始まるブログを、

なぜかちょっと劣等感とか罪悪感を感じながら、よく書いたものだった。



今はというと・・・・・?


もうあまりそういう感覚はなくなったかな?

少なくとも罪悪感はほとんどない。

(でも劣等感はまだちょっとあるかも 笑)



昔は子供がいないことって、劣っているように思わされたけど、

今はだいぶそういう感覚も変わった。



結婚しているのに子供がいないと「どうして?」と過去にはよく聞かれて、

それに対する賢い回答を考えることに時間を使ったものだったけど、

今はそんなことを聞く人もほとんどいない。



今でもたまに
自分の親くらいの年齢の人にはそう聞かれたりするけれど、

そういう人たちも今はもう
ジャッジしようとしてそう聞いてくるわけではないことがわかるので、

そう聞かれても苦痛ではない。




そうね、わたしにはなぜ子供がいないんだろう?




もともとわたしは子供は大好きだった。


長女で、一番下の弟とは9歳くらい年が離れているのだけど、

小さな弟の面倒を見たり、一緒に遊んだりすることが大好きだった。


もう少し大きくなってからは
弟の友達たちなどとも一緒に遊んであげたりした。


2つ下の弟や従兄弟なども連れ出して一緒に遊んだりしていたので、

ずいぶんと小さな頃から面倒見がいいねと友達に言われたものだった。



子供が好きだったので、幼稚園か小学校の先生になりたいと思い、

大学の学部は教育学部を選んだ。



実際に学校の教員にはならなかったけれど、

大学卒業した後は塾の先生になり、

その後はバレエの先生になり、


またニューヨークへ渡った後も、
YWHA Educational alliance の日本語プログラムで、

アメリカ人の子供たちに日本語を教えたり
そこの日本語プログラムの教師をしたりもしていた。



自分で言うのもなんだけど、

わたしって子供思いの優しい、いい先生だったよラブラブ



あんまり先生っぽくはなくて、
どちらかというと子供にまぎれてしまうタイプで、

子供たちは悪さをしてもいい相手と
いけない相手をわかっているものだけど、

わたしはもちろん悪さしても大丈夫って思われていた人で、

キャンプの水遊びの時に
全身びちょびちょになるくらい水かけられちゃったりとかもしたなあ(笑)あせる




そんな子供好きのわたしだったんだけど、

なぜか自分自身が子供を持つっていうイメージがなかった。



ダンサーしていたせいもあるのかな?


(でも、それも凝り固まった考え方だったな。

わたしの先生の娘さんはダンサーで4人も子供がいる!

昔は結婚したら女性は自分のやっていたことをやめて
子供にすべてを捧げるべき・・・・・みたいな感覚があったので、

それがわたしにはToo much だったのかも?)




でもそんなわたしも
30台後半頃に子供が欲しいなあと思い始めたね。


それはある友達が
友達二人の子供たちの写ってる写真を送ってくれたことが原因。


41歳の時には、ちょっと遅めとはいえ、
かなり真剣に子供を持つことを考えたんだ。



でもなんかタイミングが悪く、

しかも子供ができにくい体質だったみたいで、

その願いは流れてしまった。



でも「流れてしまった」って言葉が出てくるくらいだから、

真剣といいつつも、それほど真剣でもなかったのかも(笑)


できれば嬉しいけど

まあ、できないのならできなくてもいいか・・・・・・みたいな。




子供の代わりに(?)猫たちの面倒をたくさん見てきたけど、にゃーにゃーにゃー

やっぱり子なしは気楽なもので、

自分自身がずっと子供みたいに、好きなことをしながら生きてきた。



それも楽しかったけど、

やっぱりどこかで子供いたらよかったな


・・・・・なんて思いも正直あったよ。




とはいえ、不思議なんだけど

昔から自分には夫がいるイメージは強くあったんだけど、

子供がいるイメージってなかったんだ。


だから2度も結婚したし、
結婚していない時も自分にはたいていいつも彼氏がいたけど

子なしってことなのかな?(笑)




それと、もうひとつ思うのは

わたしって兄弟で一番上のお姉ちゃんで、

しかもすぐ下の弟にはちょっと特殊なコンディションがあったり、
一番下の弟は年が離れていたりで、

子供の頃からあまり親に甘えたりなどの経験がなく、

それが影響しているところもあるのかなあとも思う。


自分の潜在意識が子供時代を取り返そうとしている

・・・・・っていうのか?



人間って深いよね!




なにはともあれ、

人間って本当に十人十色、ひとそれぞれ。


違いは個性だと思っているので、

子供がいるかいないかも、ひとつの個性でしかないわけで、


どっちがいいとか悪いとか論議するのはバカみたいな話だし、


昔の人たちみたいに子供のいない女は完成しないとか

逆に子供を産んだ女はもう女じゃないとか、

そんなばかげたことをいう気も少しもないし、



子供がいてもいなくても、

自分らしく幸せに生きていくことだけが大切なのだと思っているよ合格グッド!



子供いる人も、いない人も劣等感などいらなーーーい!!!キラキラ