以前、大変お世話になった、某上場会長のお言葉。
“私は凡人である。だからこそ、ここまで会社を大きくできた
大事なことは、自分自身が凡人であることを知る事だ ”
なるほど
凡人だから、凡人を使って成果を出す方法を考え続けてきたのだそうだ。
起業すると、いつも錯覚に陥る。
“自分だけは、スーパーマンなのではないか” と。
1日一睡もしないで、仕事ができる!
優れた商品を世の中に輩出することができる!
自分はカリスマだから、人やお金が集まってくる!
自分のビジネスモデルは、今までにない画期的なものだ!
・・・・・
ふむ。
起業をする。
そのときは、知人のスーパーマン達(パートナー)と起業するのだろう。
そして、勢いもよく拡大していくんだ。ある程度まではね。
ところが、拡大に伴って、スーパーマンばかり探して雇う訳にはいかない。
だって、スーパーマンはそう何人も世の中にいないから。
そうすると、必然と“凡人”が雇われる。
だって、世の中の8割は凡人だから。オレも含めてね。
スーパーマンの幹部達は、凡人に、スーパーマンと同じパフォーマンスを要求する。
これは、無理。 凡人は途中で疲弊して、折れちゃうよ。
凡人が、力を100%発揮して、成果を出すことのできる環境を作ることができるのは
これまた“凡人”だけなんだ。
だって、スーパーマンは、“凡人”の気持ちが分からないから。
世の中、凡人が作っている。2:8の原則だな。
凡人が会社を支えている。
企業も同じ。2割の幹部と、8割の凡人。
会社が大きくなればなるほど、凡人の数も増えるわけだ。
逆にいうと、8割の凡人が凡人の力を100%発揮することで
収益があがる構造ができていると、会社は大きくなるということか。
オレは“凡人”だし、凡人でいたい
凡人が安心して、100%の力を発揮できる環境づくり。
そして、凡人が100%頑張ると、収益のあがる商品と営業構造を
作ることのできる“凡人”でいよう。
“自分は特別。自分はできるはず” と思っていた分
少し遠回りしたかも。。。
さあ、“凡人”オレ様 の “特別” な人生を
再び始めようとするか。
おやすみなさい。