ここからは時間とか数値的なものは記憶が曖昧です。
確か、分娩準備が整ってからすぐ
子宮口のチェック
子宮口4cm…とか言われたような…
まだまだじゃんとげんなりする
そのあとはひたすら、やって来る陣痛の波の度、妹の指示通りいきみ逃し…
細く長く息を吐く!!
フーと言ってるはずが、ヴー…となる
マッサージと言い、呼吸指導といい助産師ばりにこなす妹に『妹さん、医療従事者?』と助産師さん
妹さんがいるので大丈夫ですねと、助産師さんは時々部屋からいなくなる
↑たちまち不安になる
一時間以上?これが続き、一回トイレに行きましょうと言われ、トイレに…
意外と用をたせた
立ち上がるとともに陣痛に襲われ動けなくなる
壁に両手で捕まり、いきみと痛み逃しに腰を回す
立った方がお産が進む!ということで、そのまま窓際へ移動
窓につかまり、陣痛が来たら腰回す
治まったら窓開けて深呼吸
立って腰回しながらヴーと唸る
かなり変な光景…
このときの外の風が気持ちよく、
『気持ちいい風~』と何度か言ったw
ここまで、ずっと“いきみ逃し”を頑張ってたつもりが、助産師さんからの一言に驚く。
『もう少し頑張っていきんでみようか』
あれ?もういきんで良かったの???
頑張って逃してた
多くの方の出産レポから、この
『いきんでOK』の掛け声がゴール目前の合図だと信じていた私、
妹も2回いきんだら産めた!と言ってたので、“やっと解放される”と安堵する
多分、時間はAM3:00ごろ…
だがしかし、
私の本当の戦いはここからだった
何度いきんでも出てこない…
『無理にいきまず、陣痛来たときだけいきんで!』と言われる
突如やって来る陣痛に合わせていきんでも呼吸が続かない…
『いきみ切るイメージでもう一踏ん張り』と言われても、その一踏ん張りが酸欠で続かない…
これを数十回繰り返す
途中で何度か体勢を変える
○手すりつかんで立つ
○助産師さんにしがみついてしゃがむ
○何だか夫の手を握ってみる
その他…覚えてない
この時点でAM4:00過ぎ…
最後は結局、ビーズクッションを背もたれに分娩台の上にいるようなポーズに…
その体勢になってからも10回以上いきみ、やっと頭が見えてきたそう…
触らしてもらうと
初めて触れた我が子は
温かくて柔らかかった
会陰が伸びず、そこからなかなか赤ちゃんが出てこれない…
バースプランに“会陰は裂ける位なら切ってくれ”と書いたけど、この産院では会陰切開は原則やらないそうで…
踏ん張っても踏ん張っても出てこない…
助産師さんが伸ばす伸ばす
先生が呼ばれる
もう無理かも…
赤ちゃん苦しいよね
渾身の力を込めて
ごぉめぇんねぇ~
といきむ。
限界を越えそう
と思いながら、何回かいきむと
はい、力抜いて~
AM4:49
お腹からズルッと我が子が出てきて
すぐにカンガルーケア
温かくて一生懸命泣く我が子を胸に抱いて、安堵と何とも言えない感情が込み上げる
夫、号泣し
泣きながらヘソの緒を切る
妹、ひたすらシャッターを切る
母、孫に頑張ったね~と声をかける
胎盤はすぐに出てきたけれど、出血が多く、損傷も多いため、麻酔して数ヶ所縫う…これが結構な痛さだった
我が子を見つめ痛みに耐える…
いきむこと数10回…
それはそれは後々ダメージが残りました
入院から5時間、スピード安産ではありましたが、思っていたより大変で、冷静ではいられなかったお産でした